親友がマルチにハマった話

【登場人物紹介】

　登場人物が増えて、よく分からなくなってきた人もいらっしゃると思うので、ここで一旦登場した人の簡単な紹介を行いたいと思います。多分本編もこれ以上キャラは登場しないです。

【高校組】

・僕（主人公）

　過去の作者本人。この頃も、今よりさらに未熟で失敗が多い。こうやって書いてみて自分の行動を振り返ると、友情重たくないか？と思った。多分今も重い。

・田端勇次郎

　僕の親友。僕はゆーじと呼んでいる。高校からの友人で、高校時代をほぼ一緒に過ごした。高校卒業後は医療系の専門学校に進学。元々お金持ちになりたいという野心が強かったが、まさかマルチに引っかかるとは思わなかった。

・竹田将

　僕と勇次郎の高校からの友人。気さくで友人が多い。僕とは高校卒業後に仲良くなったが、勇次郎とはクラスも一緒で仲が良かった。彼は僕よりも友情が重く、一時期僕のストーカーに変貌するほど。数多くの人脈を持ち、色々な情報を持っている。

・平田昭彦

　高校時代からの友人。通称アキヒコさん。僕とは高校一年生からの付き合い。頭の回転が早く、高校はずっと特進クラスに在籍していた。高校卒業後は勇次郎と同じ専門学校に進学した。勇次郎を唆した元凶と対面することを決意。また、この事件の後に彼は別の問題を引き起こす。

・安田昂輝

　僕と小学校から高校までずっと一緒の友人。高校組の中だと僕と一番付き合いが長い。高校時代はアキヒコさんと仲が良く、卒業後は竹田と仲が良い。また、勇次郎とも仲が良かったので、彼から勧誘を受ける。卒業後は県外の大学に進学した。

・松上潤

　高校時代からの友人。通称、松潤。卒業後は僕と一緒の大学に通う。語調の強い言葉で話すが、根は優しくツンデレ。今回の騒動で一番キレていたのは彼だった。

・村山陽平

　高校時代からの友人。良くも悪くも人の言葉をすぐに信じてしまうので、トラブルがたまにある。高校卒業後は勇次郎、アキヒコさんと一緒の専門学校に進学。今回、勇次郎に勧誘されて、勇次郎といっしょに先生の家にまで行くくらいにはハマってしまった。

【仲良しグループ組】

・石黒隼樹

　人間の屑。小学校からの友人。３度の飯より人の不幸が好きで、不幸のどん底の人間を友人問わず、嘲笑うのが趣味の男。デリカシーがなく、そのため行動や発言で度々問題を起こす。一応地元で会社勤めをしている。

・南乃遥斗

　中学からの友人。ゲームとラーメンをこよなく愛する男。僕の友人の中だとトップクラスにマトモな方だが、自分のことをマトモと自称しているので異常。高校卒業後に地元で公務員となる。

・汐野百音

　中学からの友人。大学卒業後、県外の大学に進学。癖の強いメンバーを束ねるリーダーのような存在。僕や隼樹に対して、よくお説教をする。

・高梨綾

　百音の大学の友人。百音の紹介で仲良しグループの方に参加する。入ったときから翔一ととても仲が良く、その縁で翔一と付き合うこととなる。良い人なのだが、強気な性格で、僕に説教をよくしている。

・溝之翔一

　中学からの友人。高校卒業後は県外の大学に進む。僕がなにかしでかしたとき、よく説教をしている。彼の言葉は切れ味が鋭く、メンタルブレイカーという異名を付けられ友人間で恐れられる。

【マルチ】

・カイト

　竹田の友人。勇次郎と先生のセミナーで出会い、意気投合。消費者金融でお金を借りてまで入会したらしい。竹田曰く、日に日に辛そうにしているとのこと。

・先生

　全ての元凶。セミナーの主催者でインスタのアカウントは『年収１億☆タワマン最上階に住む田舎好きの社長AKIRA』。実情はよく知らないが、非合法なことをしているらしい。