第26話 休日の終わり

屋敷に戻ると、ジョーカーとマルシャも紙袋をそれぞれ10ほど下げて帰ってきて居た。


「そ、そ、そんなに沢山何買ったんだ!?」


『何ってハンター×メンターの漫画本を大人買いというやつをやってまいりました!

後はお洋服を何着か…

夕食の材料も…』


「そっか、それなら良いんだよ…

ジョーカーは何を買ったんだ?」


『傘とか言うやつ♢

急に開くから面白い♡』


「傘ぁ?

そんなの買ったのか!?

傘なんてどこにでも売ってるぞ!」


『そーなの…?(´ω`)』


「いや、まぁいいよ…

後は何を買ったんだ?」


『タトゥーシールってやつデショー?

後は、洋服♡

大判風呂敷に…(^^;;

スニーカーを買ったヨン☆』


「うーん、まぁ、渡したお金だし、何に使っても良いけどさぁ。」


俺は呆れ半分にそう言った。


その日は簡単に親子丼で済ませる事にした。


「あ、そういえば…」


『どうしました?』


マルシャ。


「城戸と会ったんだよ。

レストランで。

城戸京平。

ブラックダイヤNo.2の。」


『ふーん?(←興味無さげ)』


「なんか変な事沢山言ってたけど、ジョーカー、一度勝ったからって良い気になるな、とさ。」


『…何度でも受けて立つヨン♡(^^)』


そんな話をして、その日は早めに眠った。

何せ明日から地獄の地下ダンジョン探索が待っているのだ。


♦︎♦︎♦︎


翌朝。

俺は1人起きて異世界ネットショップを開いていた。


★ポーション…100円

★MPポーション…300円

★デバフポーション…500円

★レッドボアの牙のショートダガー…5000円

★アイテムバッグ(0〜150個まで)…15万円

★魔女の箒…1万円

★マジックバブルウォッチ…100万円

★古竜の骨のつるぎ…30万円

★スキルフルーツ…1000万円


とあった。

アイテムバッグ買わなくちゃ!

古いアイテムバッグはジョーカーにでも背負わせるか!


俺はポーション類とアイテムバッグをポチッた。


マジックバブルウォッチも気になるところだが、今回は買うのを辞めておいた。


そういえばそろそろ日本ダンジョン委員会に顔出さなきゃなぁ。

月一報告義務があるんだったよなぁ?

めんどくさ。


しかし、それをしないと日本ダンジョン委員会から報酬も支払われない。


ジョーカーとマルシャが起きてきた。


「マルシャ、ジョーカー、日本ダンジョン委員会に寄ってから地下ダンジョン行くけど、いいかー?」


『分かりました!』


『マル◯』


と言うわけでその日はナポリタンの朝食を食べ、出かける事にした。


日本ダンジョン委員会は月都の中心街のビルの中にある。

と言うか、ビル一棟を占めている。

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