第21話 ダンジョン帰り

「論君は何階まで行ってるわけ?」


「俺は地下8階までっす。

地下ダンジョンは奥が深いっすから…

地下10階に早く到達したいっすけど、まぁ、急がば回れですよ。」


「へぇ。

しかし、1人で地下8階なんてすごいよ!

ブラックダイヤが地下45階まで制覇したって聞いたからなぁ。」


「その情報はもう古いっすよ。

ブラックダイヤは地下50階に到達しています。」


「へぇー!

そうなのか!」


「しかし、地下50階を境にして、モンスターの強さが格段に違って来るらしいんですよ。

だから、ブラックダイヤも地下50階で足踏みしている感じらしいですよ。

ブラックダイヤに追いつくなら今っすね!」


論君は言う。


「いやぁ、俺はのんびり行くよ。笑

それより、論君、リ・アンナには気をつけろよ。」


「あぁ…

ダイバー狩りっすね。

気をつけます!

エナミさんもきいつけて!」


そんな話をして別れた。


地下ダンジョンの出口で東雲さんにとってきた素材を見せる。


◯ポイズンポーション×4

◯魔熊の毛皮×5

◯毒草×4

◯スライムの粉×10

◯カタツムリの殻×4

◯魔石の粉×7

◯ブラックウルフの毛皮×8

◯カメレオンマント×2

◯転移の飴×1

◯ブラックウルフの牙×12

◯ガミガエルの油×9

◯スネークソード×2


「おぉ、すげぇすげぇ!

全部で48万円になるな!」


東雲さんは言う。

俺は高値にびっくりしつつも、全部売った。


「よっしゃ、帰るか!」


『帰りにスーパーに寄ってもよろしいですか?』


「もちろん良いよ。」


『僕、グミとか言うの、買いたい♡(^ ^)』


「はいはい。」


と言う訳で、リリーのトイレ砂や食料、ジョーカーのお菓子を買って帰った。


日本ダンジョン委員会にも寄って動画を確認してもらった。

日本ダンジョン委員会の方で編集までやってくれて動画は返された。


俺はそれをアップするだけだ。


屋敷に帰り、俺たちはしばらくの間くつろいだ。


ジョーカーは1人トランプをして居たし、マルシャはミステリー本を読んでいた。

ふうすけはもふもふの腹を出してグースカピー!


俺は動画をあげた。


すると、すごい勢いで再生回数が伸びて行く。

あっという間に1万回になった!


ダイバー・論『今日はお疲れ様でした!また!』

ラブリー『やぁん、ジョーカー様、かっこいい!』

慎二『マルシャちゃんのミニスカたまらん!』

◯『ジョーカー強い!www』

K『ハズレ、ウケるwww』

ミミ『ふうたんー♡もふもふ♡』

零『ジョーカーカッコ良すぎる!』

あ…『リーダーのエナミが1番影薄い件…w』


などのコメントが来た。

ちくしょー!

影薄くて悪かったなー!

と、思いながらも、再生回数1万回は嬉しい。

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