第22話 ほのぼの〜
そんなこんなで、夕食の時間になった。
今日のメニューは、だし巻き卵焼き、ピーマンの肉詰め、サイコロステーキ、オニオンスープ、サラダだった。
3人でワイワイ言いながら食べて、とても美味しかった。
「ダンジョンももう地下5階かぁ。」
『まだまだー♪』
『地下6階にも行けたのに、どうして引き返してしまわれたのですか?』
マルシャがだし巻き卵焼きを器用に切りながら尋ねる。
「安全第一だよ。
俺は何事も無理をしないタイプだからさー。
でも、明日は地下6階まで行こうか。」
俺はサイコロステーキを頬張りながら言う。
『強い敵、サイコウ♡』
ジョーカーはやる気のようだ。
「2人は元の世界に帰りたいとは思わないの?」
俺は尋ねる。
『私は思いませんわ。
帰ってもベリウに奴隷のようにこき使われて、食い殺されるだけですから。
それに、異世界ネットショップよろーずの主人と契約してますから。』
「契約?
一体どんな?」
『それは…
すいません、まだ言えません。
でも、異世界ネットショップというスキルは神が与えた素晴らしいスキルだと言う事です。』
マルシャは言葉を濁しながらもそう答えた。
『ま、ま♡
飲もうよー♪(^^)』
ジョーカーがビールを注ぐ。
俺は良い気になって、異世界ネットショップについて考えることをやめた。
♦︎♦︎♦︎
次の日、朝恒例の異世界ネットショップよろーずを開いた。
★ポーション…100円
★MPポーション…300円
★デバフポーション…500円
★レッドボアの牙のショートダガー…5000円
★いかづちの玉…2600円
★魔女の箒…1万円
★マジックバブルウォッチ…100万円
★古竜の骨のつるぎ…30万円
★スキルフルーツ…1000万円
とあった。
とりあえず武器類は充実しているから…
ポーション類といかづちの玉だけ買っとくか。
すると、マルシャが朝ごはんを作りに起きてきた。
ジョーカーもあくびをしながらコーヒーを淹れる。
ジョーカーの惑星スターシアではコーヒーが無かったらしいが、ジョーカーはすっかりコーヒーが気に入ってしまったのだ。
オムレツとベーグルとサラダと卵スープを食べて、その日も地下ダンジョンへ向かった。
「おはよう、江波君!
今日も3人と1匹ね!
頑張ってね!」
神崎さんにそう言われて、俺たちは地下ダンジョンの入り口から入った。
ベビースライムが現れるが、ふうすけのカマイタチであっという間に切り刻まれる。
俺はポイっと小魚をふうすけに投げ与える。
ふうすけはキャッチして、丸呑みする。
そんなこんなで、地下3階まではふうすけがほぼやっつけた。
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