「願いつづける」#なくさずの詩より


 真夜中の悲鳴に目を開ける。暗闇が好きで、暗闇に慣れた目は天井の蛍光灯を見ていた。心臓はゆっくりと波を打って、呼吸は肺と一緒に上下する。こんな中で鮮やかな朝を思う。鮮やかな服の人々を思い出してしまう。鮮やかな人生を願っていた。

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一日何編『蔦が這い、緑がしょげて除草剤』3分の2 朶骸なくす @sagamisayrow

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