『幽霊屋敷』 13


 あたりには、尋常ならざる異様な大気が溢れだしていた。


 『これが、幽霊の元か。』


 『こここここ〰️〰️❗ さよう。出でよ。幽霊ケントゥリオンたち。道を塞ぐ者を排除せよ。』


 すると、はぎはらたまのじょうの周囲には、金属質の甲冑を身に纏った怪人たち、いな、幽霊戦士たちが、多数、出現したのである。


 みな、高圧電撃サーベルと思われる剣を抱えていた。


 早い話し、雷さまを抱えているようなものである。


 それは、すでに、ばちばち、と、電光を放っている。


 『感電したまえ!』


 幽霊コンピューターの一声とともに、はぎはらたまのじょうに襲いかかって来たのである。


 ばちばちばちばちばちばち❗


 『ちぇ。バチに当たるのは、君たちのほうだ。』


 はぎはらたまのじょうは、まずは、自らの剣を、正と負に交互に帯電させながら、応戦した。


 幽霊戦士たちは、引き付けられたり、撥ね飛ばされたりして、つまり、混乱していたのだ。


 『超高圧パワー!』


 はぎはらたまのじょうの刀は、普通の刀としても使えるが、隠密庁が秘密裏に開発した、コイルガンの大幅進化した電撃型カタナである。エネルギーは、大気である。そこから発射されるパワーは、その直近では核爆発を越える。最大パワーでは、当たらなくても近寄っただけで物質は分解してしまう。ただし、はぎはらたまのじょう本人は、防護スーツを身に付けている。さまざまなモードがあり、やりたい放題である。


 『でんげき〰️〰️〰️〰️✨』


 たまのじょうが剣を振るうと、周囲の幽霊は、たちまちに、消滅した。


     ⚔️カタナシー


 


 


 


 


 


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る