『妖怪屋敷』 3


 勝負はあっさりとついた。


 はぎはらたまのじょうの前に、妖怪武士は、きっぱり、粉砕されたのである。


 『3魂確認。危険性あり。と。』


 はぎはらたまのじょう、は、記録簿に書き付けた。


 

アバラ・ボーネ


 監視テレビを見ながら……


 『大将、ちと、やっかいなやつであろうかと。』



大将


 『きみ、かなり、手抜きしてないか?』



アバラ・ボーネ


 『いえ、そのようなことは、ございません。誠心誠意、つねに、妖怪 公務に真っ直ぐ励んでおります。』



こがねねえさん


 突然、現れる。


 『ほほほほ。では。あたくしが、参りましょう。』



大将


 『おや、ねえさん、あなたが出るまでもなかろうに。』



こがねねえさん


 『まあ、久し振りに、男の子の皮をはいでもみたいし。ふふふ。』



アバラ・ボーネ


 『こわいな。ねえさん。あいかわらず。』



大将


 『そうですか。では、かるく、やってくだされ。』



      🙍💨



 金色に輝くようなこがねねえさんは、即、現場に向かったのである。






 

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