優しい人

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優しい人

 最近、プロ雀士の岡田紗佳の動画ばっか見ててユーチューブのおすすめが岡田紗佳だらけだ。あと麻雀の動画ばかりだ。俺は岡田が好き。顔がめっちゃタイプ。俺はポケモンで言うとフシギダネみたいな顔の女の子がタイプだ。かえるみたいな女の人が好き。ちなみに俺は高校で野球部の先輩からよく「カイリューに似てる」って言われた。俺は当時ポケモンのカイリューに似ていた。


(俺は池田エライザと山之内すずと齋藤飛鳥と黒田みゆも好き)


 俺の元カノも可愛かった。中国人と日本人のハーフだった。栃木に住んでた。俺は群馬だから栃木の隣に住んでた。毎週会ってた。


(今はハーフって言い方もあんまり良くないみたいで、ミックスって呼ばれ方をすることもある。コンプライアンスが強化されまくって面倒な世の中になった。ハーフって呼ぶことの何が悪いんだ。配慮しすぎるのも逆に差別だ)


 差別を受けてる人が「自分は差別されてる」と訴えるのは分かる。でも「差別はやめろ」って無関係の人間が叫ぶこと自体が本当の差別なのだと気付かない人間が多すぎる。


 自分が正しいと思って放つ言葉や思想そのものがどれも暴力みたいなもんなんだから、取り締まってもキリがない。いつも本当の気持ちは誰かを傷付けてしまう。誰かを好きと言う事で別の誰かが傷付いているかもしれない。何かを選ぶということは、他の何かを選ばないという事。俺は知らず知らずのうちに誰かを傷付けまくっている。


 人間なんて基本みんなクズだ。良い人のふりをしないと警察に捕まるから、みんな優しいふりをしている。俺だってそうだ。社会のモラルは守っている。


 付き合った人や好きだった人によって顔の好みが固定される事もある。俺はかえるみたいな人がいい。むかし俺が好きだった人が岡田紗佳みたいな顔だった。


 俺は岡田紗佳を応援してるが、岡田紗佳が所属しているKADOKAWAサクラナイツも応援している。そういえばこのサイトも角川さんですね。俺は岡田紗佳のついでにカクヨムも愛している。そしてお前らのことも一人一人愛している。全人類が俺の友達だ。白人も黒人もモンゴロイドもロクデナシもアル中も障害者も死刑囚も関係ねえ。全員で手を繋いで輪になってコサックダンスを踊ろうぜ。ちなみにコサックダンスはロシアのイメージが強いかもしれないが実はウクライナ発祥のダンスである。ウクライナの伝統的民族舞踊だ。俺は実家に引きこもってた頃、コサックダンスをしばしば踊っていた。実はめっちゃ高度な運動神経が必要とされる。ユーチューブとかで見てほしい。


 俺は全人類と笑いながら楽しく麻雀と野球がやりたい。あと全人類とカラオケ行きたい。


 俺は狂っていない。狂っているのは常に世の中ばかりだ。いじめ、孤独、犯罪、虐待、暴力、パワハラ、モラハラ、戦争。このイカれた社会でまともで居ようとすればするほど俺の頭がおかしくなる。だから俺はまともでいるのを辞めたんだ。戦争の手段は殺害しかないのか。国が戦争状態になれば人を殺すことは罪にならない。戦争の勝敗は大統領同士がラップバトルで決めるか、野球で決めればいい。国の偉い人のために若者が死にまくるのは頭がおかしい。愛しい者を守る為、若き兵士が死にまくるのはガチで頭がおかしい。大統領同士がタイマンでボクシングでもやって勝敗を決めろよ。なんで罪なき人民が死ぬ必要あるんだ。


 働いてる人はそろそろボーナスのシーズンですか? 働いてて1番興奮したのはボーナスが振り込まれた瞬間でしたね。


 職場にいた同じチームのメガネの女性社員が好きだった。俺が当時20歳で向こうが27歳かな。定例のミーティングの時や忘年会の時くらいしか喋った事は無かったが。


 当時はまだ俺が童貞だった事もあってあんまり喋れなかったけど密かに恋していた。毎日職場で会えるだけで嬉しかった。


 基本的に俺は年下より年上の方が好きだ。その理由は俺の精神が幼いから。年上に甘えたいという気持ちがある。アラサーにもなって。


 ネットではよく「女きょうだいがいる男は幼い頃から女に免疫があるからモテる」みたいな話を聞くけど、全くそんな事ありません。俺は姉と妹がいて親戚も女ばっかだが、性格が暗すぎて人生で3回くらいしか彼女ができた事が無い。しかも俺の傾向として、相手と仲良くなればなるほど口と態度が悪くなっていく。心を開くと相手を傷付ける。だから俺はタチが悪い。


 パートナーに向かって「お前」って言うのは絶対に良くない。それは中日ドラゴンズの与田監督も言っていた。「お前」は良くないと。名前で呼ぶのが一番いい。男の友達同士だと割と普通にお前って呼び合うし、俺もそうだった。


 高校時代1人だけめっちゃ仲の良い男友達がいた。俺は途中で野球部を退部して、彼はバレー部を退部して、お互い伝説の帰宅部と化した。文化祭の準備を一緒にサボって駅まで喋りながら歩いて帰宅していた。家に帰ったら一緒にFPSゲームをして遊んだ。修学旅行の班も同じだった。彼は頭が良くて成績も上位で、割と良い大学に行った。一方の俺は高校を休みまくってたから成績が常に最下位だった。今、彼がどうしてるのかは分からない。高校時代、彼は他校に彼女がいた。俺は超羨ましかった。俺はネットで知り合った同い年の女の子と友達以上恋人未満みたいな関係になっていたが、ちょっとその子に色々不幸があって、関わりは断絶してしまった。高校の時は2年くらい毎日その子とLINEしていた。ちなみに知り合ったのは「もなちゃと」っていうチャットだった。多分もなちゃとって閉鎖されてるだろ。俺が16歳の頃は、もなちゃとにハマりまくっていた。俺が知り合った子はいわゆるメンヘラJKであった。夜の12時半くらいになるともなちゃとの「東京精神病院」みたいな名前の部屋に彼女が現れて、そこに俺が毎日入って朝が来るまで喋ってた。ちなみに彼女のハンドルネームは「学校嫌い」で俺の名前は「さめ」だった。俺はもなちゃとでは「36歳徳島の出会い厨」って奴とも仲が良かった。徳島の出会い厨は生活保護で暮らしている無職童貞のアイドル・アニメオタクだった。いにしえのオタクって感じだった。徳島の出会い厨と学校嫌いと俺の3人の不思議な関わりがあった。社会に馴染めない奴らで深夜につるんでいた。今思うとあの時間も俺にとっては青春だった。「学校嫌い」さんも「36歳徳島の出会い厨」も元気にやってるだろうか。


 俺が以前働いてた会社のボーナスは基本給の1.5倍だった。なお、基本給は月20万いかないくらい。でもブラック企業で残業と休日出勤の嵐だったから、それらのプラスがあって高卒にしてはそこそこの給料になっていた。でも預金通帳が150万以上溜まっても、日頃の疲れやストレスがやばくて娯楽を楽しむ余裕がなかった。当時は酒も飲んでなかった。


 月曜日、会社や学校が始まる。人によっては絶望の月曜日かもしれないが、ニートの俺にとっては単なる祝日だ。今日も「なんエッヂ」という匿名掲示板を見ながらユーチューブで岡田紗佳のかわいい動画を見てドビュッシーの「月の光」を聴きながら夜更かしをして朝を迎えた。さっき日課の早朝ランニングを済ませてシャワーを浴びてさっぱりした。散歩してる爺さんと婆さんに挨拶した。前回も記述したが俺の現在の髪型は完全に水原一平だ。俺は社会の補欠要員だ。誰かが欠場したら俺の出番が来る。今週も出番は来なかったが。


 鬱を持っている人に一番効くのは運動だ。できれば日が出てる明るい時間にちょっと散歩するくらいでもいい。習慣づける事が大切。最近は梅雨で雨ばっか降ってるから、室内で軽運動するのもいい。体幹トレーニングとか。ネットで調べりゃ幾らでも出てくる。体幹トレーニングは野球部の時にしまくった。俺は最近ぶら下がり健康器にぶら下がったりしている。アマゾンで8000円くらいした。普段は物干し竿に使っている。


 運動の他に鬱に良いのは、個人的にはネットの生配信を垂れ流すか、お笑いの動画を見ることだ。多分俺は365日毎日笑っている。笑うのは大事だ。泣くのもストレス発散になるから大事だ。俺はおそらく1年のうちに180日くらいは泣いている。世の中、何年も泣いてない人とか居て驚く。


 普通ってなんなんだ。そもそも普通の人間なんているのか? 全く痛みを感じない人も少数いるのかもしれないが、大抵の人間が痛みを感じながら生きている。俺も心が痛くて泣く。


 人間はいつの間にか勝手に生まれていたので、勝手に生きればいい。生きたいだけ生きればいい。俺は生きる。あなたはどうする。


 俺は会社も学校も大嫌いだった。尾崎豊の影響を受けて学校の窓ガラスを全て割り、盗んだバイクで走り出した過去もあった。


 と言ったら嘘になる。


 ちなみに俺は尾崎だとフリーズムーンって曲が好き。他にも好きな曲は色々あるけど。


 女はドラッグで狂い咲き、男はハンバーガーをアルコールで流し込む。俺もドラッグに依存してたけど、当時はそれしか楽になる方法を知らなかった。今もトー横キッズとか、ああいう生きづらさを感じてる子供がたくさんいる。親から虐待されて育って学校にも居場所のないようなガキが沢山いる。


 俺は社交性が皆無だったから、不登校になって引きこもってネットで大暴れしていた。俺がもし今の時代の高校生で社交性が最低限あったら、トー横キッズになって摘発されてたかもしれない。みんな1人は寂しい。まどマギってアニメの中にも「1人は寂しいもんな」みたいなセリフがあった。俺はまどマギだと青髪の女の子が好きだ。当時伝説的な深夜アニメだった。


「生きててもいい事ねえや」と思ってたが、今の世の中は面白いコンテンツで溢れてる。俺は毎日笑ったり泣いたりしている。きっと将来どんどん面白いコンテンツが増える。だから長生きするのも悪くない。世の中は天才だらけの庭だ。今この瞬間も天才が輝きを放っている。天才が刃を研ぎまくって、獲物を斬る瞬間を今か今かと待っている。


 もし娯楽に飽きたら、芸術や人文系学問が残ってる。教養さえ身につければ消費型の趣味を一生楽しめる。人間の精神生活や精神文化の探究には終わりが無い。人の心は可視化できないから、ある意味宇宙より遥かに広いのである。数年前から俺は心理学を独学で学んでいる。色んな本を買いまくった。心理学部の大学生と同じような勉強をした。それが生活の役に立つかと言ったら全く立たないが、俺が楽しいからそれでいい。人生なんて初めから意味なんてものはない。楽しかったらそれでOK牧場。ダウンタウンの浜田雅功も言ってた。「楽しかったらええねん」と。あと「乳は小さくてもええねん」とも言ってた。俺もそれに同意する。胸はデカくても良いし、小さくても良い。全ての人にそれぞれの良さがあるのだ。それを忘れないでほしい。実際俺の元カノの胸はあまりでかい方ではなかった。でも俺は彼女が大好きだった。今も好きだ。愛してる。結婚してくれ。俺とおまえと猫と犬とモルモットとフクロウと亀の7人で幸せに暮らそう。でもそんな未来予想図は儚くも打ち砕かれた。しゃーない。切り替えていけ。


 俺は精神科で働く心理士になりたいと思った事があるが、臨床心理士の資格を得るには大学院を出なければならない。専門学校を一年足らずで中退した俺には大学・大学院はきつい。性格のベースがめんどくさがり屋だから。でも心理士の仕事には今も魅力を感じる。俺自身も精神科のカウンセラーにお世話になった。あとは引きこもり支援を個人でやってる人にもお世話になった。今もその人と繋がりはある。


 哲学者や心理学者や思想家や精神科医の本が1番面白い。特にエミール・シオランにはどハマりした。俺に教えてくれた方に感謝。シオランはとにかくネガティブで俺に考え方がめっちゃ似てる。俺に似すぎてて感動すら覚えた。そんなシオランの羨ましいところは割と若い頃から生涯の伴侶と過ごしていたところだ。俺もまた彼女が欲しい。どうせまた俺が傷付けて関係が終わるんだろうけど。


 ある日、街から1人消えても誰も気付かない。この世の全てが無常だ。さよなら三角またきて四角。


 世間の優しさって空っぽだよな。正直自分と関係ない人が死のうが心そんなに痛まないしな。だからみんな適当なこと言う。心にも思ってない綺麗事をとりあえず言っとけばいいって思ってる。世間は個人の集合体だから冷たいのは当たり前。類は友を呼ぶと言うが、いかに自分の周りに理解者がいるかが大切。理解者なんて1人か2人いれば十分だ。本を読んだら理解者なんて無限に見つかるから。


 無知は罪だと俺は思う。


 ソクラテスが「無知の知」って言葉を残した。自分が物事を何も知らないということを自覚することから、きっと全ての物語が始まる。己が無知であることを自覚せよ。世界はクソ広い。宇宙の広さがエグくて俺は気が遠くなりそうになる。俺は知らないことだらけだ。


 俺も27年しか生きてないから、知らないことが沢山ある。スキューバダイビングしたことないし、スカイダイビングもしたことない。オーロラも見たことない。ウユニ塩湖にも行ったことがない。ドバイにも行ったことがない。アメリカのメジャーリーグの試合も見たことない。読んだことのない本も無限にある。聴いたことのない音楽もまだまだ残ってる。会ったことのない人が沢山いる。日本人だけでも1億3000万人もいる。俺はその全員と会って話してみたい。今この瞬間も産婦人科で新しい命が生まれている。


 俺は、自分が知っていることしか知らない。


 俺はまだまだ色んなことを知りたい。痛みや悲しみだけでなく、喜びも知っていきたい。色んな人と関わりたい。


 知識欲を満たした時が人生の中で1番気持ちいい。知らないことを知った瞬間が1番気持ちいい。


 愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。


 俺がまだまだ知らないことは沢山ある。それを全て知っていこうとしたら、80年の人生なんて時間が全く足りない。幸い、まだ人生は終わってない。まだまだ行こうぜ。今この瞬間に全てを解き放て。実弾は握ってたら撃てない。あなたの弾丸をぶっ放せ。俺はまだ生きたい。爆音でロックを聴きまくって酒を飲んで最高の一日を終えたい。





 終わり

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優しい人 Unknown @unknown_saigo

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