第27話 保育園週5スタート
ちょうど、くーちゃんが小学生になった4月に、るーちゃんも保育園へ毎日通った。
心理士さんは、さすがだった。
週5で保育園へいくと、みるみる言葉を覚えて帰ってきた。
また公園などへ散歩するさいに、自然に触れさせてくれているようで、私と歩いていても
『おはな!ここ!』と、今まで気にもしないで歩いていた道でタンポポなどを発見してくれるようになった。
まだ3才になる前の彼の世界が変わったように感じた。視界が…視野が広がったようで感動した。
なぜだが前に地元の先輩が、
『スポンジは穴があいてる分、水をたくさん吸収する。だから知らないことが多い人の方がたくさん知れていいんだ』
と比喩表現して話してくれたことを思い出した。
まさにるーちゃんの吸収は速かった!
出せる言葉が少なかった分、溢れるようにたくさん出せるようになっていた。
いつかのママさんが言っていた
『脳内でインプットされてて、いきなりアウトプットしだすよ!溜めてるんだよぉ』
を経験する出来事もあった。
まだまだ話せなかった時に子供2人を連れてアンパンマンミュージアムへ行ったのだが、その時に流れていた曲を家に帰ってからも、くーちゃんが何度も歌った。るーちゃんは歌えないから聴いているだけだった。
それが、歌わなくなってもう3ヶ月くらいたった頃に、いきなりるーちゃんが歌い出したのだ。
あれから全く聴かせていないのに!
3ヶ月前に脳内に残っていた曲がいきなり声となって出てくることに驚愕した。
本当にためていたんだ!
そんなこともあるんだと、とてもびっくりしたし感動した体験だった。
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