第18話 焼肉屋で誕生日祝い

テストの結果はその場でわかると思っていたが、1ヶ月くらいかかるとのことだった。

『俺は結果を聞く日に有給とるべきだったのでは』

とブツブツ隣で聞こえた。

「どうせ卒園式の日、有給とったでしょ?その日にすればいいじゃん。ちょうど1ヶ月後なんだし。しかも今日はくーちゃんの誕生日をかねて焼肉行くんだから有給とって良かったじゃんか。」

とブツブツ言い返し(笑)

次の予約をして車にのって焼肉屋へ行った。

るーちゃんがいると火傷の危険があるので普段は絶対に行かない焼肉屋。

一時保育のおかげで、くーちゃんと焼肉を楽しめた。一緒にお肉を焼いたり、一緒にサラダを選んだり、アイスをおかわりしてキャッキャと喜んだ。

『るーも連れてきたかったなあ』

とつぶやく、くーちゃんが可愛かった。

連れて行かないのはかわいそうな気もしたが、焼肉で火傷したら更にかわいそうなんだから、代わりにくーちゃんが幼稚園いく日に、るーちゃんとデートすることにした。

食べ終わった後は、くーちゃんお気に入りの遊び場へ行った。段ボールでできた施設だ。

滑り台や、電車なども全て段ボール。

るーちゃんのお迎えがあるのでどうしても1時間が限界だった。

「もっと遊びたかったよー」

と名残惜しそうなので、結果を聞きにいく日にるーちゃんも連れて、遊びにこようよと提案して保育園に向かった。

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