第7話 先輩との電話
『自分のせいじゃないよ』
私の長い電話を遮ることなく全て聞き終えて、先輩はそう言ってくれた。
また、心理士さんから言われた、くーちゃんは自分の思ってることを言葉にするのが苦手だねという指摘に対しても
『あなたが、苦手なことだよね。だからあなたが変われば、くーちゃんも変わるんだよ。絶対大丈夫だよ。』
と励ましてくれた。
先輩はさすがだった。私が苦手なことを見抜いていた。
私は自分の思いを具現化や言語化することがものすごく苦手で、ニュアンスや雰囲気で伝えることは出来ても,誰にでもわかるように説明することが出来ない。そもそも語彙力もないのだから小説も本来苦手なはずだが…時間をかけてゆっくり書けるし、書くことは楽しいから出来ている。読みにくかったら、ごめんなさい。
話を戻すが、先輩との電話を切ってから、私は変わろうと決めた。私が頑張ればいい!何か、くーちゃんの力になれるんだったら、やろう!
と前向きに思えた。
さっそく幼稚園のお迎えをして手を繋ぎながらくーちゃんと歩いた時に話してみた。
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