おなじ星を見ただろうか
夜の切れ端を集めた
ゆるやかな終末
光の音を聞いたよ
寄りそうような
おなじ星を見ただろうか
のぞきこんだ彼方に
無際限のきらきら
こぼれる
ひとり黄昏をたどった
いくつもの永遠
帰るさきはなくとも
毀れようとも
睡る花を見ただろうか
ほころびはじめた風
彗星 微睡んで
つたないままでいい
ぼくたちを結んで
ちりばめられた記憶
反転する世界
不確かでも それでも
紡いでよ
歯車一つ 色づいて
呼ぶ声を願った
はじめとおわり いつだって
ぜんぶが好きだった
おなじ星を見ただろうか
のぞきこんだ彼方に
無際限のきらきら
こぼれる
おなじ星を見ただろうか
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