歌詞集

エンネ・エルレーテ@詩人系VTuber

忘れ水

色褪せた約束

いくつも浮かべた

臨む水の隨に

淡く夜は滲むの


「どこにも」「なんにも」なんて

ひとりきりたたずむ

風に似る手ざわり

つづく朝をさがす


いつまで君と世界は

忘れられたものばかり

眠るよう 揺らした

虹に映すみたいに


覚める今などないと

信じさせてみせて

ほどけかけた言葉

祈りようもないよ


溶けてゆく星たち

遠い青にたゆたう

ひびく果ての窓辺で

からっぽを奏でた


つめたい日差し

つなぐゆびを濡らして

古い今日をたどる

まちがいだらけの心でもいい


ひずむまま導いて

ぼやけた境界のむこう

目眩だって欺くから

振れる花のあとさき


いつまで君と世界は

忘れられたものばかり

眠るよう 揺らした

虹に映すみたいに

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