第8話 ラストエンド
それから、私はなぜか外出禁止を言い渡されていた。
しかし、その日は非番で、暇すぎて四丁目にふらりと向かった。
すると、1人の男の子がうずくまっていた。
「どうしたの、ぼく?
迷子かな?」
そう言うとその男の子は私の手を引いて四丁目の先にぐいぐいと向かった。
そして、私はぬらりひょんに捕えられたのだ。
醜悪な老人のような容姿をした妖怪だった。
一目見てこれはやばいと悟った。
しかし、私はロープで柱にくくりつけられていた。
ダメ…
助けて…
咲夜さん…!
そう思ったその時!
「ぬらりの旦那!
狐と鬼です!」
鬼流さんと、そして、咲夜さんが刀を持って乗り込んできた。
「くそぉ、あと少しのところで!
お前ら!
やってしまえ!」
ぬらりひょんがそう言うと、妖怪達が鬼流さんと咲夜さんに飛びかかっていった。
しかし、咲夜さんと鬼流さんにも応援のあやかしが駆けつけ、騒動は無事に終わった。
「美緒っ…!
大丈夫か!?」
「咲夜さん…!」
私たちは抱きしめ合い、そして、キスをした。
それから、私は鬼流さんの転移術で、元の世界に帰った。
けれど、あやかし書店のことはずっとずっと忘れないと思う。
再び咲夜さんと会えるその時まで…
End…♡
【完結】あやかし書店のアルバイト ココ @coco0728
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