第18話 採取

「ようこそみっくん様。お待ちしておりました」


 白十字財団の研究施設内部。

 所長室に案内された道乃丈は、その場で白十字財団会長のマリアンヌと顔を合わせている。

 白い法衣を着用した、銀髪碧眼の合法ロリ。

 傍には咲奈の姿もある。


「お疲れ様でした。今日まで4日間も我慢していただいて感謝しております」

「いえ……それで、僕はどのように採取されるんでしょう?」

「もちろん、私が手でやります」


 マリアンヌが椅子から立ち上がって近付いてくる。


「普通は一般研究員に任せるところですが、特S遺伝子をお持ちのみっくん様に関しては私がやりたいので私がやります。好みですからね」


 職権乱用だった。


「咲奈、準備はしてありますか?」

「あ、はい。無菌室の方は万全です」

「ではみっくん様、参りましょう」


 マリアンヌが手を繋いでくる。

 そして廊下に連れ出された。


 ほどなくして2重の両開きドアをくぐらされる。

 渡り廊下じみた通路が現れる。

 その手前には脱衣用のカゴ。

 その通路の左右の壁、床、天井には無数の噴出口みたいなモノがある。


「ここで全身を消毒してから向こうの施設に入ります。さあ、脱ぎましょう」


 マリアンヌが衣服を脱ぎ始める。

 法衣の下には何も着てなかったようで、あっという間にすっぽんぽん。

 見事なつるぺたボディ。


「さあ、みっくん様も」

「は、はい……」


 道乃丈も脱ぎ始める。

 恥ずかしいが、ひと息に。


「ふふ、元気ですね」

「ご、ごめんなさい……」


 すべてを脱ぎ終えた道乃丈の道乃丈が早速スーパー化している。

 

「謝る必要などございません。私の未成熟な肉体に反応してくださっているのは、ありがたい限りです。……にしても、私を串刺しに出来そうなサイズですね。素晴らしい」


 うっとりと呟きながら、マリアンヌは改めて道乃丈の手を握ってくる。


「さあ。それでは改めて消毒のミストを浴びましょう」


 こうして道乃丈はマリアンヌと共にぷしゃーと消毒された。

 向こうに渡ったところで何か着るモノを渡されるかと思ったら渡されず、そのまま2号棟と記されている施設の中へ。


 無人の廊下を歩いて、やがてひとつの部屋に通される。

 味気ない病室のような空間。

 白いソファーとベッドだけが置かれている。


「ここが施術用の無菌室です。ここで採取を行います。ソファーに座っていただけますか?」

「はい……」


 言われるがままに腰を下ろす。

 一方でマリアンヌは右手に透明な使い捨て手袋を嵌めていた。

 そして、左手に採取用のコップを持ちながら、道乃丈の隣に腰を下ろしてくる。


「では始めますね」


 いよいよ4日間溜めに溜めたモノを解き放てる。

 そう考えただけで道乃丈は打ち震えそうになった。


「さあ、リラックスしてくださいね。何も考えず、気持ち良さに身を委ね、たくさんぴゅっぴゅしてください」


 こうしてマリアンヌの優しくも技ありな手○○を味わい始めた道乃丈は、ものの10秒と持たずに――


「素晴らしいです……♡」


 マリアンヌを視覚的に満足させるほどのアレをお披露目。

 道乃丈はあまりの解放感に放心。

 そんな中、


「では、何回にわたってどれほどの量を出せるかも調べますね?」


 と言われた。


「……え?」

「純粋な採取は最初の1回だけなので、ここから先は多少不純物が混ざっても大丈夫なんです」


 コップの蓋を閉めながら、壁際のコンベアにそのコップを置く。

 コップはどこかに流れていく。

 恐らく精査のための研究室だろう。


「なので、手じゃなくて体内で搾ることも出来ますけど、どうします?」


 マリアンヌの目は妖しい輝きを放っている。

 どうしますと言いつつ、そうしろと言わんばかりに。

 そして道乃丈としても、それを拒む謂われはなかった。


「じゃ、じゃあ……体内で……」

「ではそうしましょうね……♡」

 

 こうして道乃丈は、マリアンヌのぷにあなにふた桁回数、精を撒き散らしたのである。






――――――――――――――


お知らせです。

なんとかお話を継続出来そうなのですが、今後は表現に慎重を期するために作業効率が落ちるのと、モチベーションが少し下がったことが合わさり、更新が遅くなると思います。

おおよそ週1のペースと思ってください。

申し訳ありませんが、よろしくお願いします。

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2024年7月3日 07:02

貞操逆転世界でヒモ生活 神里大和@書籍発売中 @siratakioisii

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