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前回のあらすじ!
桐島に連れられたのは、雰囲気のあるお屋敷だった!?
そして現れた、ゴスロリ少女…
俺たちは一体どうなっちゃうの〜!?!?
「「………」」
「ご清聴あざした〜」
2人揃って、黙らないで!
「…質問に答えて」
「あ、はい」
仕方ないな〜
そこまでいうなら教えてしんぜよう!!
「我が名は雲雀丘蓮。神だ!!」
「「……」」
だから、黙るなって。
「え〜と、僕は桐島光だよ」
「そう……」
もっとこう…なんかないの??
リアクションなさすぎて怖いんだけど…?
あと、お前ら初対面かよ!!
「…ん」
なんか歓迎されたっぽい。
あ、悪い意味でね。
「おい、桐島。後ろの奴ら頼んだ」
「え?後ろ?」
おいおい、桐島〜!!
そんなのにも気づいてないなんて、カスだね〜
「そう…気づくんだ」
現れたのは人形だ。
種類で言えば操り人形かな?
「はは!さすがだね。僕、気づかなかったよ」
「おうおう、さっさとやれ」
「はいはい、今やるよ」
桐島は構えを取り、唱えた。
「閃光」
目にも止まらぬ速さで、人形たちを殲滅して行く。
全て殲滅するのに僅か0.1秒。
「おお、さっすが〜!!」
「ま、こんなもんだよね」
ほんとにこいつは実力だけは高いからな、実力だけは。
「私の……お人形が……」
表情も何も変わってないのに悲しそうに見える。
がはっ…!罪悪感が……(´・ω・`)
「なに、その表情…?」
「罪悪感に押しつぶされて、しょんぼりしてる…」
「………」
おい、聞いといて無視か。
「ごめんな…?桐島とか言うゴミカス野郎にお人形壊させてしまって…」
「…ん、いい」
いや、ええんかい!!
「…また作ればいい」
そんなお手軽に作れるの?
あ、異能か。
「…ついてきて」
そう言ってゴスロリ少女は奥の方に消えていった。
「僕って、ゴミカス野郎なの…?(´;ω;`)」
「きも…」
「酷いっ!!」
ほんとに、よく吠えるよこの雑種が!
まぁ、でもそろそろ飴でも与えておくか。
「ほら、飴」
「物理的に…!?」
こいつ、ほんまにええ反応しはるわ〜
もっといじってやろうか?
「……いいから、早く行くよ」
「へ〜い」
そろそろ行かないとまずいか。
ゴスロリ少女、怒ってないといいけど。
そうして、我々は屋敷の奥へと足を運んだ。
「なんだこれ…??」
奥に行けば、めっちゃでかくて長いテーブルがある。
おそらくここは、食卓なのだろう。
まぁ、それはいいだろう。
俺が驚いたのは、人形どもが働いているということだ。
「すごい器用だね」
「こりゃやべぇな」
異能の練度バケモンだろ…!!
器用ってレベルじゃねぇ…
一体一体が役割を持って、動いている。
おそらく、ここにいるのは一部だけだろう。
屋敷全体に人形どもが配置されてるはずだ。
その当の本人は、余裕な顔して紅茶を飲んでるし。
「…やっときた。…座って」
すると、人形が椅子を引いて座ることを促してくる。
「えっと、失礼しま〜す……」
俺たちが座ると、また別の人形が紅茶出してくれた。
まじでここだけ異次元だよ。
あと、桐島が言った通りガチでお茶やん!!
「…私の名前は、
それを聞いた俺は天を見上げ、そして叫ぶように言った。
「また十傲かよぉ〜!!!!」
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