第7話

僕は今、目の前で起こった出来事を思い出し、恐怖に震えた。

遥を救うために、鏡の封印を解かなければならない。

でも鏡の封印を解く方法なんて、さっぱり分からない。


僕は古民家をくまなく調べ、過去の記録や日記を読み漁った。

そして、ついに鏡の封印を解く方法を見つけ出したんだ。


鏡の封印を解くには、鏡に映る自分の魂を捧げなければならない。

それはつまり、自分の残りの寿命を捧げる、ということ。


僕は、遥を救いたい。

僕は鏡の前に立ち、深呼吸をして、目を閉じた。

「遥… 僕を許してくれ… 」

僕はそう呟くと、鏡に映る自分の姿に手を伸ばした。


そして自分の命を少し、鏡に捧げた。

鏡が光り輝き、古民家は激しく揺れた。

そして、鏡から遥の父親が現れた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る