第2話 変わり果てた姿
ダンジョンに探索者、そしてダンジョンコアは異世界でも頻繁に使われていた用語だが……一体、現代はどう変化したというんだ?
多くの有名ブランドや飲食店が立ち並ぶ都会に来てみたのはいいものの特に変わった様子は見受けられない。
俺が知る都会そのものって感じで人通りも相変わらず多い印象だった。変わった言えばやはりダンジョンらしき入口や空飛ぶワイバーンらしき生き物がいる点だろう。
この光景を見て驚かない自分っておかしいのか?
異世界で暮らすのが普通になっていたせいもあってかこういうダンジョンや空飛ぶ飛龍なんてものには見飽きている。異世界とは色々勝手が違うだろうけど、慣れるまではそう時間は掛からないかもしれない。
暇つぶしにダンジョン探索するのもアリだろうか。
勇者クレン様には一通り剣術は叩き込まれた。役に立つかは不明だが、魔物の知識もそれなりに頭に入れたつもりだ。まあ異世界と現代が一緒だとは限らないけど。
「よし、試してみるか……俺みたいな荷物持ちのおっさんが現代で通用するのかどうか」
そう決めた俺の行動は早かった。
都会の至るところで宣伝されている探索者となるため探索者ギルドに向かったのだ。
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