いつも読ませていただいています。
ムダのない、でも引き締まりすぎない文章であの時代を活写しておられると思います。
あのころはまだ黙認されていましたね。また、いつも行っていたローソンで、店員さんがかならずからあげクンを勧めてくれていたのを思い出しました。
作者からの返信
ありがとうございます。嬉しいです。
かつては法令と社会規範の間に溝があって、そこに物語があったりしたのですが、現代を舞台にそのような物語を描くことは難しくなってきましたね。
もちろん他にも物語の種はいくらでもあるのですが、自分の書きたいものを追求してみようと考えたときに思い浮かんだのが、この物語でした。
引き続きお楽しみいただけると幸いです。
前にも書いた様に、私には未知の領域の自転車行なのですけど。
川崎、というか、多摩川の向こうは、「アップダウンがすごい」という印象です。
「宮崎台」とか「宮前平」とか、地名を聞いただけで息が上がりそうです(「平」というのは、要は「小さな台地」という事でしょう?)。
246などの幹線道路は、それなりに均らして建設されているのでしょうか。
昭和の頃は、うん! 十代で平気で酒を飲んでたなあ。
ただ、自慢じゃないですけど、私、自転車に乗る時には飲まなかった。
ある時、飲み会の後で、かなりヘベレケな友人らと自転車で帰宅の路を走っていたらば、お巡りさんに声を掛けられた。
警官:「君たち、どこの学校だ?」
私:「都立〇〇〇〇です!」
警官:「お酒を飲んでいるんじゃないだろうね?」
私:「お酒を飲んでいたらば、怖くて自転車なんて乗りませんよぉぉ!」(大風呂敷)
すると、お巡りさんは、
「そうか!」
と笑い、
「気をつけて行きたまえ!」
と、大目に見てくれました。
今ならば、あり得ないでしょうね(笑)
とはいえ、やっぱり、飲酒以上に、二人乗りの方が、怖いなあ‥‥。
飲酒後の2ケツ、気をつけて行ってね!
バランス崩して倒れたところにトラックが突っ込んで来て‥‥、なんて結末は、嫌ですよ!
作者からの返信
多摩川沿いの道から246に合流してしばらくは平坦だったはず……。
その後は多少アップダウンありますが、土地が低くなっている場所では246は高架になるので、そこまでは激しくなかったはずです。
……と言いつつも、私も車で走った記憶とストリートビューを頼りに書いているので、実際に自転車で(特に二人乗りで)走ったらもっと大変かもしれません。
そのへんは悩ましかったのですが、あんまり自転車を押して歩いても朝までに海にたどり着けないかもしれないし、話のテンポも悪くなるので、フィクションということでご容赦を。
作中にも書いておりますが、未成年飲酒や自転車のルールなど、社会の規範や常識が短期間に大きく変わり、世代の断絶を生んでいる気がしますね。全体としては良い方に進んでいると思うのですが、たまに今の若者は大変だなと思うこともあります。
まあ主人公は350mlの四分の一も飲んでいないので大丈夫……。
法的・倫理的視点では大丈夫じゃないですが、本作ではそういった類の悲劇は起こりません。
とはいえ、開放的な夏の夜、非日常的な状況のなかでほろ酔い気分になれば、いろいろなことが起きますね……。