ACT1 ③

ベガ「で?ヘブンリーマンが何の用だ?」

ヘブンリー「別にお前達に用はない」

シリウス「なんだと?」


白い画面をつけた、俺達の倍ありそうな背丈の

男は俺達を見下しながら言う。見たところ武器は持っていないようだが、何処かに隠し持ってでもいるんだろうな。


ヘブンリー「まだお前達と戦うやる時じゃない」


ヘブンリーマンは俺達と反対側に歩いて消える。その姿は陽炎のように歪んで見える。


シリウス「おい待て!俺とたt」

ベガ「待て、ボスの命令はこの男の回収のはずだ。ヘブンリーマンじゃない」

シリウス「......それもそうか」


シリウスは顔を下げる。口では納得しているが、戦いやりたい気持ちを抑えてるんだろう


シリウス「じゃあベガ。そいつ持って」

ベガ「は?なぜ俺が」

シリウス「だってお前のスマホはさっきナイフ投げられた時に壊されてたし、俺が通話しながら言った方がいいだろ」

ベガ(なんかこいつがマトモなこと言ってる風に見えるのが嫌だ!)


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


司会「では!600万で落札です!」

??「よし!!」


よっしゃ!!やっと狙っていた物を落札できた!....お?あ、そうだ。挨拶しておこう。私の名前はメトシェラ。"サイン"のボスをしている。

私は今、長年狙っていた物をやっと落札できたところだ。ここまで心が踊ったのは実に久しぶりだ。


司会「次はこの、白髪の奴隷です!!」


うわぁ、このタイミングでやるかよ。こういうタイミングで始まる奴隷オークションが一番萎えるわ。他の人間共は歓喜の声をあげているが。


「120!!」

「150!!」


ドンドン値段が跳ね上がっていく。そんなに奴隷が欲しいのか?ここは俺もあげとくか


「200!!」

「300!!」

司会「もうこれ以上はありませんか!?」

シェト「一億!」


俺は一億をあげる。他の人間はこれ以上あげる気はなさそうだ。


司会「一億で落札です!」

シェト「.......」


まぁいいや。早く帰ろう。

【プルルルルル プルルルルル】


to be continued→

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