ACT2 別視点①

??「まさか星神街で薬を売らせる命知らずのバカがいるとはな」

薬売人「ま、待ってくれ!!頼む!!どうか命だけは!!」


薬売人は命乞いをする。最近やけにこういう奴が多いんだよな。大抵は俺らのこと舐めてるバカの単独犯だよな。組織絡みなのが一番厄介なんだが、まぁいい。


??「なら、お前は代わりに何を差し出せる?

金か?身代わり仲間か?それとも...」


??「組の情報か?」


薬売人は一気に青ざめる。やっぱ組が絡んでるんだな。調べるのがめんどくせぇな。"レグルス"にでも任せておけばいいか


薬売人「金だ!金ならいくらでも払える!!だから見逃してくれ!」

??「え〜、でもなぁ〜?俺、お前の倍は稼いでるからなぁ〜」

薬売人「仲間だ!仲間ならいくらでも連れてくるから、、、!」

??「俺あと五分くらいで行かないといけないんだが、それまでに連れてこれるのか?」


薬売人が更に青ざめる。青ざめすぎてボールかと思うくらいだ。こいつハゲてるしな


薬売人「じゃあ、情報!情報をやるから、、、」

??「お?話してくれるのか?じゃあ頼むぜ」

薬売人「お、、俺は"イザナ"という組織の組員で、、、ボス直々の命令でここに来た!」

??「そうか、ボスはここについて何か言ってたか?」

薬売人「ボスは、、、ここにはサインという組織がい、、、」


【パァン】


俺はこいつの体を盾にして銃弾を防ぐ。このバカからは血が流れている。もう死んでるな


??「あ〜、恨むならお前を撃った奴を恨んでくれよ?"俺は"殺してないからな」

??(こいつを撃った奴は既に逃げたか。ま、奴自体の写真はあの一瞬で撮ったしな。後で調べてもらえばいいか。)


俺はこの死体を持ち上げ、帰路につく。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ーサイン:本拠地ー


??「こいつの処理、頼むぜ?ロキ」

ロキ(めんどくせぇ)

ロキ「分かったよ、ザニア」

ザニア「今めんどくせぇとか思っただろ」

ロキ「なんで分かった!?」

ザニア「顔に出てるんだわ」


こいつは本当に顔に出やすいな。いつも直せと言ってるんだが、


ロキ「こいつが何処の奴かは分かってるのか?」

ザニア「あぁ、イザナと自分で言っていたな」

ロキ「イザナね。最近多いな」

ザニア「そんなにいんのか?」

ロキ「あぁ、さっきベガから連絡来たけど、あいつもイザナの奴殺したって言ってたよ。この前処理したのもイザナの奴だったし」

ザニア「そうか、じゃあ乗り込むのも近いかもな」

ロキ「でもボスは足取りすら掴めてないって言ってたよ?」

ザニア「大丈夫だ。そいつを撃ち殺した奴の写真を撮っていたからな。」


俺はロキにこの薬売人を撃ち殺した奴の写真を見せる。写真に売っているのは、スナイパーライフルを構えた黒髪の男の姿。


ロキ「なんだ、お前が殺したわけじゃないのか。珍しいな。」

ザニア 「あぁ、こいつが全て自白した後に殺そうと思ってたんだが、先を越されてな」

ロキ「そうか。で?これはあいつレグルスのとこに持ってくのか?」

ザニア「あぁ、楽しみだな。イザナに乗り込むの」

ロキ「...程々にしろよ?」


to be continued→

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