第4章 再び奥の院

佳代から電話があったのは翌日の夕方だった。


佳代『おめでとう!あなた合格よ!』


金子『やったー!でも、誓約書にサインしたけど…まだ詳しい話し聞いてないけど…』


お試しだろうが、正規会員だろうが、面接後、次のレクチャーの時に説明があるんだとか…


佳代『まだあなたは何も知らないし、ここで辞めても良いのよ。』


と佳代は言った。まさか、ここまで来てお金も払って辞めるわけが無い。


佳代『わかったわ。後4回レクチャーがあるんだけど泊まりでやれば2日で終了するけど…どうかしら?』


金子『ねぇ、一体なにをするの?もうやるから教えてよ!』


佳代『…これを習得すれば、この世では味わえない快楽よ。』


と佳代はもったいぶった。が、やはり他言無用と言う事でそれ以上話さなかった。


ますます、早く体験したくなり泊まりで申し込む事にした。

泊まり込みは、食事があるのでプラス5万円だ。家の貯金を切り崩した。

すでに55万円使ってしまった…


旦那には友達と旅行に行くと嘘を付き佳代と一緒に奥の院に向かった。


佳代『着いたわよ。私はここで帰るから、2日後迎えに行くわね。何かあれば電話してね!』


金子『ありがとう。また2日後ね!』


不安だったが、ワクワクしている方が優っていた。

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