第13話 不公平ーーーッ


「なぁ..お前ら..何でそんな格好何だ?」

「今になった話ですか?タカハシ会長」

「そう..私も気になってたわ」

「一言で言えば“罰ゲーム”ですかね」

「スカートと...何だこのTシャツ」

「“世界最小T↓シャツ”です」

「ダサいな」

「ダサいですね」

「...おいおい!会長と姉は分かっていないな」

「ほぉ」

「このTシャツを舐めるなよ...絶対人気になる」

「何処から沸いているんだ..その自信」

「あぁ!わかるぞ!高松!良いTシャツだよな!」

「そうかぁ!わかるかぁ!松山よ」

「そうだな!今すぐに着た方が良いよなぁ!高松!」

「そうですね..松山の言う通りです」

「なんだ...鉄も松山も」

「スカートだけでは無く...なっ!Tシャツを着るんだ!」

「なんだよ..なんなんだ」

「さぁ!早く!」

「高松!速くこっち側へ!」

「着るわけねーだろ!猿ども!負けは負けなんだよ!」


騙されるわけねーだろ!猿の言葉なんか!

バァーカ!バァーカ!


「なぁ..お前ら..一旦」

「生徒会長もそこまで着たいって言うなら!」


そう言って松山は何処からかTシャツとスカートを取り出しタカハシ会長無理やり着替えさせた


最高だw!いい気味だぁ!


「確かに悪くないな..この感じ」

「何してるの...」

「てか...何で姉がここに居るの?」

「それは..隣にある尾蔵高等学校の生徒会長だからね」

「理由になってねーよ!なんで共学御三家高校様の生徒会長様が此処に居るんだよ!」

「うーん..気分だね」

「気分で監獄に来るなよ!」

「なぁ..高松」

「どうした松山..?」

「ちょっと..表出ろ」

「...?」

「早くでろぉおおおおおおーーーッッ!?」


そう言って松山は俺の襟を掴んで生徒会室の外まで引きずった


「良いわね..青春」

「そっそうだな」

「なんか..内の松山がすみません」

「鉄は謝る頃はないぞ..」

「会長..本当に入れるんですか?彼ら」

「雑用に使おうと思ったが..辞めた方が良いかな」

「それが正解です..会長」

「過去の罪に正解など無いぞ」

「間違いしかない行動をしましたからね」


くそっ..表に出す時くらいドアを閉めろよ


「なぁ高松..お前..高入初日の分際で」

「なっなんだよ」

「だぁぜこぞのぉ!ごぉのげいぶじょじ!あんざがわいいおんじぅあを連れてきやがって!(何故だ!このぉ!高入の分際で!あんな可愛い女の子を連れて来やがって!)」

「姉だ..姉」

「じっでる!(知ってる!)」

「がびはふごうへいだ!(神は不公平だ!)」

「おっ落ち着け!早まるな!早まるなーーッ」

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