第10話 部活道




「それではオリエンテーションを続けますわよ!」

「くそっ..本当に1ヶ月,.」

「バカファション...w...いいじゃん!1ヶ月間!ご褒美だと思えば良いじゃん!」

「枯れ松よどうした..?」

「どうした?猿山?どうした?」

「ウルセェ!バーカバーカァアア!」

「語彙力がダンゴムシ未満になったか..?」

「それでは話しますよ?」


そう先生が声をかけた瞬間

クラス中の喋り声が消えた


唇が開かない..!?どう言う事だ

何の魔法だ..!?嘘だろ..

本当に開かないーーーッッ


「続いてのオリエンテーションは..校舎案内よ!廊下に主席番号順に並びなさい」


俺って確か...17番か..!

背の順では一番前なんろうな...


皆んなが4秒くらい掛けて廊下へ出て主席番号順で並んだ


「おい早すぎないか」

「圧が凄いからな...」

「この学校...鍛えられているんだよ..」

「え?」

「しばらくしたら、わかるさ」

「えぇ...」


不安を背負いながら...

前の人に着いて行きながら、後ろにいる鉄と話した


「なぁ鉄..」

「なんだ?金は貸さんぞ..金くれるなら金になる情報を教えてやらんくもない」

「渡す金はねーよ!」

「じゃぁなんだよ?」

「お前から見て、今回の担任って当たりか?」

「大ハズレ..何がどうなってこう、化け物になったか..」

「まぁ..何かあったんじゃ無いか?」

「何かあったって..済まないぞ..女装筋肉は..」

「鉄の中学の担任ってどんな人だったんだ?」

「人..か..どうかは怪しいけど」

「まさか」

「あぁ..そう..まさかのロボットだ」

「ロボットダトッ!?!?どう言うことだ?」

「あぁ...AIを搭載して居るロボットだ」

「進学校だな」

「問題とか解決できないし..たまにバグるゴミロボットだぞ」

「珍学校だな」


マジでろくな事しかしないな

この学校...

人の事言えないけど


「ここは第一体育館だわ!入学式に使ったところよ」

「へぇー」

「第一体育館の下にも第二体育館、第三体育館がある」

「体育館..どのくらいあるんよ...」

「いい質問だわ高松くん!この学校には合計21棟の体育館があるわ」

「21...!?」


多すぎないか

入学式のときよくたどり着けたな


「そうね...最初の2年は迷うよね..この学校の4割は体育館なのも」

「おかしいだろ」

「まぁまぁその結果テニス、バスケ、バレー、バトミントン、卓球などで全国1位に輝いているんだしな」

「なぁ鉄と松山..お前部活は?」

「「帰宅部」」

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