第7話 海鮮組
「鴨鶴 鉄です..あとメールを交換していた相手が全員詐欺師だったのが悩みです」
「名前通りだな」
「今度ジュースでも奢ってやろ」
「じゃんけん運は凄いのに」
「メル友が詐欺師って」
「座右の銘は「肝臓は金なり」です!万札の匂いがあるところに鉄があり!」
「メンタルも売ったって言ってたしな」
「だからあの格好」
「50円で売ったらしいぞ」
「えぇ...金に目がないな」
鉄は言ってやったぜみたいな顔をして席に座った
「鉄に続いて俺たちが...自己紹介してやる!」
鉄が席に座った瞬間
6人くらいの生徒が席を立ち
上半身に来ている制服とズボンを脱ぎ捨てスカートを履いて教卓の前にたった
嘘だろ..同じ服装の生徒が6人も
スカート同盟!世紀の大繁栄!
これぞ2cmミニスカートパワァアア
数々の男を陥れた伝説の装備!
世の中で生きている男にミニスカートを嫌いな奴はいないーーーッッ!
松山の命を賭けてもいいさ
やすい物だが...
「俺達海鮮組は!鉄の男ある自己紹介に感動し!スカート同盟に加入する!」
「俺達に続いて!スカート同盟に入る者は席から立って俺達の後ろへ並べ!」
そうリーダーぽい男が叫んだ後に
クラスメイト全員が立ち上がり一斉に服とズボンを脱ぎてミニスカートを履き
教壇の前に並んだ
まさかのクラスメイト全員がスカート同盟に加入するとは
行ける!世界進出!
行ける!世界征服!
行ける!女子校化!
行ける!億万長者!
「あらまさかクラス全員が同じ趣味を持っているなんて」
海鮮組のリーダーっぽい人
凄いカリスマ性だな
「俺の名は!茂図 苦!海鮮組組長の漢!座右の銘は「右目1.0左目1.2」だ」
「それ左右の視力」
「なぁ高松」
「あぁ松山...こいつバカなんじゃ」
「そうだな..相当なバカだな」
「あー」
「どうした鉄?」
「こいつ彼女居るぞ」
「あっがっあがが」
「おい..松山!戦争だ..抗争だーーーッッ!?」
「打ち潰すぞぉおおおお!?」
「ひねり散らかすゾォおお」
そう俺と松山が席から立ち上がって
スカートを脱ぎ捨て踏みつけた
「パンツ一丁こそが至高!捻り倒すぞぉ馬鹿山ぁあ」
「勿論だぁあ!アホ松!」
松山が茂図 苦に殴り掛かろうとした瞬間
俺は松山の腹部に拳を一発入れた
「クズ松..お前」
「くくく...茂図苦様!女の子を紹介して下さい!」
「こいつ仲間を」
「人として終わっていやがる」
「俺の座右の銘は!「俺か俺以外か」だ!家族以外の人間は他人なんだよ!」
「くぞぉ...俺にも..紹介..じて」
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