高校生
第1話 桜舞う
あれだけ練習させられた卒業式とは違い、入学式は何ともぬるっと終わる。
教室に入り、クラスメイトを見回す。
前、金。
後ろ、ピンク。
その後ろ、紫。
そして私は、緑。
髪色を確認するたびに、私は自由な高校に入ったなぁと実感する。
担任は時々関西のイントネーションが入る、とても、とても若い先生。
そんな担任の話もそぞろに、窓の外を眺めた。
おんぼろの校舎に桜が舞っている。
帰りは父と母と、学校近くの中華料理屋でご飯を食べた。
すごく美味しかった。
これから、いつでも好きな時に、食べに行けるんだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます