第2話
「およよ〜レン〜?どうしてぐったりしているの?レン?」
レンは青くなった顔をしながらロゼのその特大な
ロゼがピクリともしなくなったレンをあたふたしていると
「ちょっと!ロゼ!私のレンに何しているのよ!」
と言う声と共に赤い髪の少女と桃色の髪の少女がレンの部屋に入ってくる
「あらあら〜ロゼちゃんのお胸に押しつぶされちゃったのね?」
かわいそうに〜とおっとり系の身体の一部がデッ!!な桃色の髪の少女マナ・フォン・ヴィッテンフェルトは
レンにキスを......
「ちょいちょいちょい!何当然かのようにレンにキスしようとしているのよ!!」
する直前でツンデレ系姉のミカに止めれられる。
チィと心の中で舌打ちしたマナは
「あらぁ?ミカちゃんもレンとキスしたいのかな?王子様を起こすのはお姫様のキスだものね〜」
と普通逆では?と聞こえてきそうな発言だがこの世界ではこれが普通なのだ。
眠った王子様を起こすのはお姫様だし、魔法に攫われるのは王子様で助けるのは女勇者なのだ。そしてそういう系の絵本を幼い頃から読んできたミカは理想の弱々王子様を求めていたが、出会えそうにないので弱々な美少年弟で妥協した。
弟可愛い(byミカ)
「ちちち違うわよ!ただ心配なだけよ!?勘違いしないでよね!」
「一昔前の暴力系幼馴染系ヒロインみたいなこと言うのねぇ〜」
と言いながらマナはベットに寝かせたレンをポン...ポンと優しくたたき落ち着かせる。
「暴力系....なに?」
転生者ではないミカは転生者のマナの言っていることがわからない、
そしてマナはレンが転生者であることは知っているが前世と今世が関係あるかと聞かれれば関係無いので、特に気にしていない。そしてマナはショタコンである。
「なんでもないわよ〜」
なんでも....ないよ....
ミカちゃんには....ね
つづく
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