第6話 美人な叔母が、エッチな体で思い切り甘やかしてくれる。

 放課後の事件のあと、俺たちは油婆の件を一通り教師陣に説明してからそれぞれ帰宅した。


 本当は水無月さんや静原さん、そして金堂さんと今回のことについて色々と話したいところだったが、みんな疲れてしまっていたので今日はひとまず解散し、改めて後日話すことにしたのだ。


 それに今日、俺は予定があるので決めた時刻までには最寄り駅についておきたかった。


 駅を出ると、待ち合わせ相手は入り口のベンチに座っている。


 美人でエッチな叔母の麻里さんである。


「お疲れさん、転校先の高校はどうだ?」


「楽しかったですよ。なんか、色々ありましたけど……」


 色々あった、本当に。クズなヒステリック教師に風評被害な自己紹介をされるのに始まり、その担任とやりあって終わった。


「そうか、今日は私のエッチなボディに好きなだけ甘えていいからな」


「あ、ありがとうございます……」


 そう言って、麻里さんは胸元に手を当てる。たったそれだけで、彼女の豊満な胸はブルルンっ♡ と振動する。


 ちなみに今日の麻里さんはいつものタンクトップにホットパンツではなく、スーツ姿だ。


 今日は出版社に行って新作漫画の打ち合わせをするとのことで、その帰りに駅で会おうと約束をしていたのだ。


 麻里さん、仕事でも普通に露出の激しい格好でダイナマイトボディをさらけ出していくのかと思ってたけど、こういうところはしっかりしてるんだよなぁ。


 しかし、露出をしていないのにこれはこれでかなりエッチだったりする……。


「駅の駐車場に車泊めてるから、早速行くか。帰りにうまいもん買って、守の歓迎パーティーをするぞ」


 そう言って麻里さんが紫のポニーテールを揺らしながら前を歩く。すると、スーツ越しでもハッキリとわかるお尻の形や、モデルのようにスラっとした長い脚なのにムッチリとした豊満な太ももの輪郭が必然的に目に入ってしまう。


 歩くたびにプルンッ、プルルン♡ ――と、躍動するデカ尻にぶっとい太もも。これこそが、現役エロマンガ家の実力だというのか……!


 俺はこの日、エロとは露出がすべてではないのだということを知ってしまった。


 #


 それから寿司や揚げ物を買って、マンションに帰って来た。


 俺は一度自分の部屋に荷物を置き、入浴や着替えを済ませてから隣の叔母の部屋へと入る。今日は、彼女の部屋で俺を迎え入れるためのパーティーをしてくれることになっているのだ。


「お邪魔しまーす」


 部屋に入ると、麻里さんも着替えを済ませたのかスーツではなくいつものタンクトップ姿になっていた。しかも下にはドルフィンパンツというのだろうか、丈の短いゆるゆるなショートパンツをはいている。


 エロとは露出がすべてではないなんて思ったが、やっぱり生の肌の破壊力は半端ではないことを知る。


 肩までさらけ出した白い肌の腕に、ゆるゆるのタンクトップからこぼれだしそうな豊満な胸。


 脚なんてむっちむちな太ももの付け根まで全開にさらけ出しているし、脚を立てて座ればプリっプリなお尻が丸見えになる。


 しかも、普段はポニーテールにしている紫の髪も降ろしている。ほんと、40代とは思えないほど若いし美人なんだよなぁ……。


 そんな眼福な光景を堪能しながら、俺と麻里さんは食事を始めた。彼女はビールを飲んでいる。


「それにしても、アイツが悪かったな。辛い思いをしただろう」


 麻里さんのいうアイツとは、俺の母親のことだろう。麻里さんは、俺の母の姉なのだ。


 麻里さんには今回の出来事のことを全て話している。


「麻里さんが謝ることじゃないですよ。むしろ、誰にも頼れない状況だった俺を助けてくれて感謝してます」


「そうか……けど、これだけは言っておくぞ。おまえは何も悪くない。誰が悪者扱いしたとしても、私はずっと守の味方だからな」


「麻里さん……ありがとう」


 麻里さんは両腕で俺をギュッと抱きしめてくる。俺の顔面は彼女の豊満な胸に思い切り押し付けられる。


 ちょっ、苦しい……。


「今日からは、私のことを本当の家族だと思ってくれていいぞ」


 嬉しい。すごく嬉しいんだけど……。


 こんな魅力的な体をした女性を異性として意識しないなんてできるはずもなく……すぐに家族だと思うのは少しだけ難しいかも、と思うのだった。


 #


 夜食と叔母の体を思う存分堪能した後、俺は眠くなって少しの間寝てしまっていた。


 麻里さんが今日は泊まって行っていいと言ってくれたので、俺はお言葉に甘えて彼女の敷いてくれた布団で休むことにしたのだ。


「……」


 意識が覚醒し始める。それと同時に、腰回りがものすごく柔らかい感触に包まれているのを感じる。しかも全然身動きが取れない。


 な、なんだ……? これ、金縛りってやつなんじゃ……都市伝説じゃなかったのか?


 なんとなく恐怖を感じた俺は、必死に体を縛り付ける重りに両手を伸ばす。するとその瞬間、手の平に弾けるような弾力ととろけるような柔らかさが広がった。


「んぁっ……」


 すると、ふいに喘ぎ声が耳に入る。


「えっ、ちょっ、麻里さん……!?」


 目を開くと、麻里さんが俺の体を抱きしめた状態で寝ていた。そしてすぐに、手の平が触れていたのが彼女のお尻であることに気が付く。


 やっ、ヤバい……麻里さんのお尻、触っちゃった。すごい弾力だった……。


 俺は慌てて手を離そうとするが、寝ぼけた麻里さんはまるで抱き枕でも挟むように、俺の手を両脚の太ももで挟み込んで再び眠りについてしまう。


 想像していた何倍も気持ちいい叔母の太もも。肌はサラサラで、ずっと露出しているからかひんやりしている。


「うああぁぁ……」


 麻里さんが両脚をスリスリと動かすたび、俺の手はまるでトーストにサンドされたマーガリンのように、内ももの肉付きに溶かされそうになってしまう。


 とろけるように柔らかい叔母のムッチムチな太ももに手を包まれながら、俺は彼女が目を覚ますまで眠れない晩を過ごすのだった。

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