女性の可能性
あらいぐまさん
第1話 女性の可能性
男性が、仕事に取り組んでいると、時々、行き詰まって、袋小路に陥ることがある。そこで、仕事を女性に任せる。
すると、女性は無軌道に動いて、とんでもない事をするが、それが、問題解決の突破口になる。それを見ていた、男性が、仕事の突破口の原因を、合理的に考える事で、正しく進む仕事の方向を発見する。
上の人は、仕事の方向を発見した男性を褒めているが、私は、突破口を拓いた女性にも、もっと賞賛を与えるべきだと思う……。感情的で、扱いづらい嫌いはあるが、チームを率いていく為には、感情である情と理屈である理のバランスが大切だからだ。
思うに、女性は、何も男性の真似をする必要はない、もっと、女性らしい仕事と、役割を与えて、それを、上の人達が評価すべきだ。
適正な基準を設けて、お金に換算して、あげるべきだと、私は、思う……。
類人猿の仲間に、ボノボという種類のサルがいる。
こいつらは、趣味が交尾で、年がら年中、交尾をして過ごしている、羨ましいサルである。
しかし、凄く頭がいい、声帯がないから、声を使った会話はできないが、ボードのスイッチを理解して人間と会話ができる。
平和的で、争っても眼の飛ばし合いとか、葉っぱのついた枝を、振り回したりするだけで、その争いは収まる。
一方、アフリカにいる、ニホンザルの様な一般的なサルがいる。
こいつらは、縦社会で、序列が付き、頂上のボスになっても、数年で交代し、サル同士、ボスの座をかけて、殺し合いをすることもある。
このサルは、凶暴で、私から見ると、余り、賢いとは思えない……。
何が言いたいのかというと、女性は、その女性らしさを使って、男性を、抑えることが、できるのではないか? という話だ……。
まだ、これらのサルの生態がどうなっているのか、謎の多い生物たちだが、今後、色々な研究が進んで、新たな事実が明らかになっていくだろう……。
ただ、持論として、女性が、絡むと会社全体が、賢くなるのではないか? というのが、私の考えである。力に意味がなければ、代替として、知恵が、大きなウエイトを占める様になるからだ……。
社会が混乱してきて、多くの人達が、進むべき道を、模索しながら、苦しんでいる……。
単純に考えると、人間には情と理があって、多くの人達が、そこで、意見を出し、合って、その格闘とバランスが、これからの進むべき道を、指し示すのではないか?
過去を紐解けば、江戸時代は、300年、平和が続いたが、……それは、単に、武力だけでは、こんなに、長く続かなかった筈だ……。
当時、江戸は、世界一の人口の多い都市になっていた。江戸を支える柱である長屋の住人は、実力があれば、男性に限らず、女性でも家長になれたという……。儒教の国の、中国や朝鮮では、教えを守り、必ず男性と決まっていた事とは大違いだ……。
昔の話なので、簡単に比較はできないが、痩せ我慢である粋や、惻隠の情、大切なモノの為に命を懸けて戦う勇気、相手や、彼らの事を思う表現である、作法や礼の形、突き詰めて考えた、義を貫く心の強さ、等々、その時代の人達が、守るべき道があった……。
私は、学者でないので、その辺の事は、詳しくわからない、けれど、これからの時代は、そんな、道にかなった、女性に開かれた、「共生の世界」になることだけは、確かなようだ……。
女性の可能性 あらいぐまさん @yokocyan-26
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