お金の話

あらいぐまさん

第1話 お金の話

                       

 「人生とは何だ!」 

すると、「私は、資本主義の国にいるから、お金じゃないかなぁー」と考える……。

 人生は、働きに応じて、お金に換算して与えられ、それを、私たちが、消費する事で、日々の生活が営まれている。

 ただ、換算されて、得られるお金は、限られている。


 ある人が、給料が安く、今が辛いからと、言って、幸せは、どこかにあるんだと、言って、退職したいと、鼻息を荒くして激昂していた。

 私は、幸せは、ここにあるといって、ある人の退職を踏み留まらせようとしたが、私の静止を振り切って、ある事業所から去っていった。


 色々な本を読んでみると、幸せとは、足元にあって、それを、慈しむように大切に育てて、大きくしていくものだという……。確かに、体感した経験から、間違っても、奪い取るものではないと、理解できる。そして、育てるなら、遠い所でなく手元がいい……。


 では、育てるとは、具体的に、どうゆうことか? 


 私が思うに、持っている物や、技術を最大限、使いこなして楽しむ事。

 その力の維持発展の為に出金。

 無形の哲学、思想、理念を高めて、世の中という大海を渡る小船が、難破しない様に、人生の指針となる海図である知識を買う事。

 新しい海域に漕ぎ出す為に、お金を払って、装備を整え、目標に向かって、コストを払いながら、挑戦を繰り返すことで、必ず成功して、幸せな人生を、享受する事だと考えている……。


 確かに、手の届く幸せを育てるという事は、良い事ばかりでなく、その一方で、限られた予算の為に、手の届かないあらゆる欲望を、諦めならなければならない……。

 そうまでして、幸せを育てることに何の意味があるのか?  

 それは、何か一つ秀でたものがあれば、足りないものを補完する、秀でた仲間が集まり、思いもしなかった、大きな幸せを享受することが、できるからだ……。


 そんな、人生を楽しむためには、辛く楽しい勉強をする時期がいる。

 楽しむ為のルールを、覚えたり、効率的な行動を身に着けるのには、多くの苦労や犠牲を費やなければ、ならないからだ……。

 辛く楽しい勉強の中で、人生の明暗である、世の中の道理が分かってくると、あなたは、きっと、小金持ちになっているでしょう……。

 これが、あなたに贈る、私の『お金の話』なのである。

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お金の話 あらいぐまさん @yokocyan-26

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