自称・フェミニスト
私はフェミニストである。
一般的な人より「フェミニズム」な教育は受けてきたはずだし、そもそも、共働きの家庭に育っているので、家庭におさまっている女性と暮らしたことがない。
文学研究をしていて論文を書くとなると、批評の手法を一定程度学ぶ。
ディコンストラクションとか、ニューヒストリシズムとか、ポストコロニアルとか。
フェミニズムもそのひとつとしてある。
たまにフェミニズムが、精神分析的なものと融合していて、さらに脱構築していく論文にあたると、意味不明すぎて、なんじゃコリャと思いながら、「そんな世界もあるのですね」と思ったことはある。
確か『メデューサの笑い』だったと思う。
かと言って、上野千鶴子の本は読んだことがない。
お名前だけはお聞きしていたし、愛読者も知り合いにはいたけれど、なんか、嫌だなぁと思ってて、そっとしていたら、長年不倫してて、奥さん死後結婚するに至るあたり、多分、そういう空気感を察していたのかもしれない。
友だちは
「学生時代はモテた自慢がちょいちょい入るのが鼻につく」
と言ってたのだけれど、そういう方だったんだろうなと思う。
フェミニストでもあるし……学生時代はすべてのことから「自由」であることを求めたことがある。
とにかく「言葉」から自由になりたかったんですよね。
簡単に言えば「カテゴライズされたくない」という話かもしれない。
それは、他人からというよりは、特に自分から。
逆に他人とかどうでもいいですよね。
結局のところ、自分の認識と解釈だから。
ただ、その解釈の基準形成には他者は大きく影響するので、その基準は自分のものか他者のものかは気になっていたり。
「ラベリング」をしたくなかった。
特に形容詞は嫌いなんですよね。
例えば「美しい」って言葉を使うとき、相対比較「美しくないもの」が前提としてあることになるでしょ?
意識的であれ無意識であれ。
その基準って何?客観的になり得ないってのが、ものすごく嫌だったんですよね、なぜか。
そんななので「女性らしい」って当然嫌なんです。
そんなものからは逃げたい。
だから、恋愛も嫌いなんですよね。
男女間であれば、否応なく、「女」でなければならなくなるから、極力避けたい。
だから、今とか、逆にラクですよね。
おばちゃんなんで、性別あんまり求められてないんで。
いろんな意味で対象外なんで、すごくラクだなぁと思ってます。
先日、『匿名カクヨム闇感想』にコメントいただいた。
普通の男子高生に、美女(男子高生より頭悪い設定)が懐いて勝手に部屋に押しかけてきて手料理つくってくれる。
しかも、その男子高生は塩対応。
もちろん、モテる努力皆無。
そんな『部屋とワイシャツと私』的な女とか死ねばいいのにって思った、というのに、
「『部屋とワイシャツと私』のどこが悪いんだ!?少子化になったのは女性が社会進出したせい!」
とかいう、無知極まりないコメント。
だもんで。
確かに世界的に見れば、宗教的に女性が抑圧されている社会しか子ども増えてないんで、それが幸せで平和と感じるならイスラム圏にでも住まれてはいかがですか?
バブル崩壊後、男性だけの生産性でどうにかすることができないから、女性と高齢者使おうって流れであって、今は「女性活躍推進」と言われてるけど、「女性活用推進」だったし。
むしろ、男性社会の限界では?
的なことを返信したら、コメント丸ごと削除してて、クソだせぇことするなら、はじめから書くなよと。
だから、アンタ、女性のせいにしかできないくだらん男性なんだっつーの!と言いたい。
日本て、いうほど女性が社会進出してない。
社会進出してる女性を強調してるだけで、その人たちが多いかと問われると、進んでる国比較少ないかと。
いや、普通に考えて、
「働きたくないでござる」
じゃん?
それは男性もそうじゃないの?
古代ギリシャなら奴隷階級だが。
なぜ自ら無駄にストレスにさらされにいく必要があるのか。
なかなか働いてくれないから、扶養控除引き上げとか検討してるじゃん?
ただ、これまで男性が働く社会に、女性が途中でコミットしていくようにしたから、出産・育児期間に対応しきれてないのが課題で、そこを性別に関わらず働ける環境にしていく必要があるんじゃないかとは思う。
現に、多分、鳥取とかだったと思うんだけど。
別に共働き世帯が多くても出生率悪くないところもある。
子どもを預けられる環境整ってるところは悪くないんで、そこらへんの理解と整備が進めばいいんじゃないかと思う。
あと、出産・育児のキャリア形成ねー。
今、職場で育休をとっている男性職員もいますけども。
個人的には、プライベート大事にしてもらっていいと思うんだけど、組織に貢献してないって点で、貢献できてる人と同様に評価するというのは不平等には感じている。
そのへん、うまいこと両立できるように制度を考える必要があるかなと感じている。
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