たたたた、るるるるる
他の方の作品を拝見していていつも、
「すごい展開を思いつくなあ」
「この発想はなかったなあ」
「登場人物の描き方がエモいなあ」
「こんな風に書けるなんてすごいなあ」
と思います。
カクヨム様で作者ファンがつく作品をいくつか読ませていただき、納得もしました。私は当たり前の展開を当たり前のようにしか書けないので、皆さん本当にすごい。
これじゃ私の (以下省略)。
といった前書きで進むと今回も暗い話になりそうなので、今日は無理やり別の話にしましょう。
えー。
私は文末を気にしません (唐突)。
いや、気にしてますけど。でも気にしてません。
何かというと、いわゆる最後の文字のこと。「~た」を連続させない方がいいというあれですね。
たとえば『村娘は聖剣の主に選ばれました』、これは私の処女作なので、中盤までは書式が安定してません。
あ、カクヨム版のことではないです。他サイトで更新していた旧版の方の話。カクヨム版は大改稿しているむしろ最新作なので例外です。
当時の私は段落下げや三点リーダーの使い方などは分かっていましたが、自分なりの文章ルールは決めていませんでした。
ですので漢字のひらきや (これは今でも臨機応変ですが)、改行などがまちまちです。
そして他に、文末。
当時は「同じ文字での連続はしない!」と決めていて、「~した。」のあとには絶対に「~た。」で終わらせないようにしていました。もしも同じ文字で続きそうなときは文脈などを無理やり変更して、絶対に同じ文字を続かせないようにしていました。
しかしある日、私は尊敬する某商業作家様の本を読んでいて気が付いたのです。
「この方の文末、同じ音で終わってる! それも一回二回じゃなく、何度も連続してるよ!」
その方の本を読んでン十年。繰り返し何度も読んで「あ、ここ。新しい本では改稿してる」みたいなことまで気づく作品もあるくらいだというのに、文末が同じ音だとは気づいていなかったのです! (ばーかばーか、どんかーん)
もちろんそんな風に出来る裏には、作家様の工夫というか、テクニックが隠されているのだと思います。プロの技ですね。
ですがその日以降、私は文末の文字にこだわらなくなりました。
それよりも自分の好む文章運びや文章のリズムを大事にしようと思いました。
どこか一部分の文章だけを抜き出すと変な感じに見えるかもしれませんが、前後を含めてみていただくと納得のいく文章になってる……と、いいなあ (言い切れない辺りが弱気)。前や後の文末だけでなく、途中の助詞も直すとリズムを整えるために文末も変更しているんですよ。
このやり方がいいのか悪いのかは分かりません。
逆に以前より読みにくくなってたりするかも。
だけどこれで定着してしまったので、もし悪いのだとしても矯正には少し時間がかりそうです。
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