第39話
【アリシア視点】
「まずはアリシアさんのここを舐めますね、舐めながら生命力を吸い取り発情魔法をかけるいつもの事をします」
鎖が私の股を思いっきり開かせた。
「パンツは中途半端に履いたままにします、その方がヤリス君は興奮するでしょう」
「やめ、ああああああああああああああああああ!」
ガチャンガチャンガチャンガチャン!
体が仰け反り鎖を鳴らす。
私はテスター先生に舐められた。
その舌は私を狂わせ、発情魔法が更に私を狂わせた。
更に生命力を吸われて抵抗する力を奪われていく。
テスター先生の発情魔法が強くなっている!
前より強くなっている!
テスター先生は私のいない隙にヤリスとたくさん1つになっている!
許せない!
こんな卑怯な事をするテスター先生には負けない!
私がいない所でヤリスと1つになるテスター先生には負けない!
「あふ、くちゅ! ちゅば! ふう、やはりアリシアさんは強いですね。本気で、魔力が切れるまで行きます」
「待った、まちなさ、ッーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
ガチャンガチャンガチャンガチャン!
強制的に操られるように体が仰け反り鎖を鳴らす。
これがテスター先生の本気!
本気の発情魔法!
強い!
強すぎる!
……負けない。
負けられない!
卑怯なテスター先生には絶対に負けない。
私は耐え続けた。
「まだ、考える余裕がありますか、仕方ありません、ヤリス君、後ろから私を女にしてください」
テスター先生がヤリスを誘うようにパンツを脱いだ。
「はあ、はあ、やめ、なさい」
「いけません、いけませんよ、強いアリシアさんには本気で発情魔法をかけないといけません。弱い私は何度も生命力を供給して貰ってアリシアさんを発情させます」
ガチャンガチャンガチャンガチャン!
「イキが良すぎます、まだまだ足りなすぎます。さあ、ヤリス君、アリシアさんをもっと発情させましょう。そうする事がアリシアさんを守る事に繋がります」
「やめなさい!」
私の目の前で、
近くで、
テスター先生とヤリスは1つになった。
◇
「良かったですよ、ヤリス君は本当に偉いです、アリシアさんが少し弱っているので吸血させてあげましょう」
私はだらだらと汗を掻き、何度も鎖を鳴らしていた。
水分が足りない、喉が渇く。
ヤリスの血が欲しい。
私はヤリスから血を吸った。
酔ったように体が熱くなる。
「続きの指導を始めます。たくさん発情させますからね」
「やめ、まって、まっへええええええええええええええええええええん!」
私はおかしくなるまで発情させられた。
「ふー! ふー! はあ、はあ、はあ」
「次はアリシアさんをベッドに拘束します、アリシアさん、跨ってサレると、弱いですよね?」
「……」
「見ればわかるんです。私のスキルはサキュバスですから。拘束解除」
壁に張りついていた鎖が消えた。
その瞬間に走って逃げる。
震える脚で立ち上がり走った。
後ろから甘い魔力が流れ込んでくる。
テスター先生の発情魔法!
そして鎖に拘束されテスター先生の手が私を責める。
「はあああああああああああああああん!」
「失敗しました、ヤリス君の生命力には一定時間体力や状態異常を回復させる効果があります。吸血の回復効果とヤリス君の生命力による回復効果、その相乗効果を見誤りました」
テスター先生が私をさらに発情させる。
私はよだれを垂らしながらベッドに拘束された。
ヤリスに跨るしかない体勢で固定される。
「今からヤリス君に淫紋を付けて貰いましょう」
「まけ、ない」
「はい?」
「……負けないわ」
「そうですか、それはヤッテみれば結果が出ます」
耐えればいい。
こんな卑怯なやり方、耐えてしまえばいい。
今までヤリスと1つになる時は気持ちよくなる想いで交わった。
でも今回は耐える。
我慢して3回絶頂しなければ淫紋は定着しない。
「アリシアさんはヤリス君を信頼していますよね? 信頼していればいるほど淫紋のお札が張り付いている制限時間は長くなります。長い時間、ヤリス君の責めに耐えられますか?」
「耐えて見せるわ、私はヤリスのお姉さんなんだから!」
「ふふふ、分かりました。ヤリス君、アリシアさんの下に、アリシアさんを跨らせましょう」
ヤリスのオスが大きい。
私で興奮している。
でも今は耐える。
そう、絶対に耐えて見せる!
「さあ、ヤリス君、淫紋のお札をアリシアさんんおへその下にぺったんこしましょう」
ヤリスが貼った淫紋の札が光った。
「さあ、1つになってください、存分に」
テスター先生が笑った。
負けない!
耐えて見せる!
こんな卑怯な事をするテスター先生には負けない!
絶対に思い通りにはならない!
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