第36話

 ベッドの上のクコロはかなり良かった。

 普段強がって男のような態度だけどベッドの上ではとても女性的だ。

 クコロをじらしている最中何度もシテしまいそうになって我慢した。

 

 テスター先生も良かった。

 クコロをじらす時にテスター先生と何度もシタ。

 クコロとシテいる最中何度もテスター先生が耳元で囁いてクコロがどうなればよくなるか何度も教えてくれた。

 その声だけで興奮した。


「ヤリス君、クコロさんの鎖を外します。奴隷化したのでもう拘束は必要無いでしょう」


 奴隷化すると契約主に危害を加えることが出来なくなる。

 命令に逆らえなくなる。

 今クコロは命令で縛られている。


「ローブを着てください」

「下着は無いのか?」

「ありません、ローブだけです。裸で歩いてもらっても構いませんよ、今から外に出ます」


「く! 殺せ!」

「ダメです、ダメですよ、強いクコロさんを国が手放すと思いますか? 剣聖を説得出来るキーとなるあなたを手放すと思いますか?」

「く!」


「ヤリス君、命令してください」

「ローブを着て、靴を履いて」


「そん、な、からだが、かって、にいい」


 クコロの淫紋が輝きを強めて操られるように靴とローブを着た。


「奴隷になりましたからね」

「どこに行くんですか?」

「防具屋さんです」

 

 3人で出かける。

 クコロは胸元と股を抑えながら歩く。

 風が吹けばローブが舞い上がり見えてしまいそうだ。

 防具屋に入るとテスター先生が言った。


「ヤリス君はどんな服が好きですか? クコロさんを好みの服でコーディネートしましょう」

「私は鎧を着て戦うのが得意だ」


「でも好きなのはスカートかな」

「いいですね、このスカートなんてどうですか? 防御アップの効果もあります」

「く! 太ももの見える、女のような装備など!」


「クコロさん、あなたは口調こそ男のようですが、それ以外は女じゃないですか。スカートにしましょう」

 「く!」


 クコロが着る服を渡されるが固まる。


「どうしたの?」

「下着は、無いのか?」

「ありません。パンツもブラも無しです」

「そ! そんな! 風が吹いたらスカートの中が見えてしまう!」

「そうですね」

「クコロ、着替えて」

「く!」


 クコロがスカート姿に着替えた。

 上も体のラインが見える服だ。


「素敵な姿ですよ」

「下着を、履かせてくれ」

「ダメです、これからクコロさんの忠誠心を見ます。反抗的な態度を取るならいつまでも履かせません」

「クコロ、剣とベルトだ」

「く!」


 クコロがスカートの上から剣を装備した。


「ヤリス君、クコロさんの淫紋を見せる服じゃなくて良かったんですか?」

「寒そうなので、今は流石にへそくらいは隠他方が良いと思いました」

「……」

「ふふふ、優しいですね。クコロさんもヤリス君を見直しました」

「そ、そんな、ことは」

「今からクコロさんに街を案内しますね」


「パンツ無しでか!」

「はい、行きましょう」


 クコロは手でスカートを抑える。

 だがその姿が皆から見て余計に目立ってしまう。

 更にクコロの美貌はただでさえ目立つ。


 クコロは下着を履かないまま顔を赤くして街を案内された。


「先生、そろそろ案内は終わりでいいんじゃないですか?」

「ヤリス君は優しいですね。次はモンスターと戦って貰います」

「モンスターならたくさん倒してきたぞ」


 クコロは早く町から出たいようだ。


「ええ、クコロさんはここから逃げたくて仕方が無いようですから」

「く!」


 王都を出てクコロを連れて走る。

 

「く! 馬は無いのか?」

「無いです。クコロさん、モンスターを探しつつ前を走ってください」

「く!」


 クコロが前に出て走る。

 舞い上がるスカートを押さえるようにお尻に手を当てた。


「走りにくいでしょう?」

「く! 問題無い」

「そうですか」


 クコロはお尻に手を当て続けてクマのモンスターを見つけた。


「はあああああ!」


 クコロが剣を振りかぶって魔法の斬撃を放つ。

 飛ぶ斬撃がクマを倒した。

 後ろから見ているとクコロのスカートがふわっと舞い上がる。


「この程度敵ではない」

「素晴らしいパンチラでした。いえ、下着を履いていないので素晴らしいお尻、そう言った方がいいでしょう」

「な、なななななな!」


「クマは僕が運びます」

「ダメです、ダメですよ、運ぶのは奴隷に仕事です」

「でも、クコロは走りすぎて疲れていますよ」


「そうですねえ、ヤリス君がクコロさんに注いであげれば亜人スキルを持っていなくても回復できます」

「こ、ここで! 今ここでか!?」


「はい、今ここでです。私たち女性はどうしても男性に比べて体力が低くなりがちです。その魔法剣は半分魔法ですし、クマを引きずって運ぶのは体力を消耗します」

「く! この程度私が運ぶ、問題無い!」


「ヤリス君、シタいですか? それともシタくないですか?」

「それは、シタいです」


「決まりです、ヤリス君、命令しましょう」

「クコロ、股を開いて、もっと、もう少し開いて、後少し開いて、そう、膝に手を乗せて、お尻を後ろに突き出して俺に見せて、うん、きれいだよ」

「……」


「顔が赤い、可愛いね。クコロは本当に女性的だ」


 俺はクコロの腰を掴んで後ろから女にした。


 クコロは遠吠えのような言葉にならない声を出して回復した。



 パチパチパチ! 


「クコロさん、良く出来ました。さあ、クマを運びましょう」

「はあ、はあ、はあ、はあ」

「まだ元気が足りませんか? もっと女になって注いでもらわなければいけませんか?」

「でき、る」


 クコロが急いでクマを持ち、引きずって歩く。

 両手が塞がっている為スカートを抑えられないまま歩く。


「走りましょう。もし追いつけなければクコロをまた女にしましょう」


 クコロは必死でクマを運んで走った。

 クコロの体力を見ているのだろう。

 スタミナはあるようだ。



 王都に帰るとクコロが息を切らす。


「はあ、はあ、お疲れ様です、モンスターを引き渡します。やり方を覚えてくださいね」


 テスター先生がクマを納品した。


「クコロさん、またヤリス君の女になるならパンツを履かせてあげます。クコロさんの為の部屋も用意します」

「……」


「自分から女になって生活の質を上げていくか、それとも頑なに拒んでパンツすら履けない生活を続けるか選んでください」

「人がいない声が聞かれない所にしてくれ」


「クコロさん、はっきり言ってください。ご主人様は時には疲れているかもしれません。思い悩んでいるかもしれません。いついかなる時も分かりやすい言葉を使いましょう」


「ヤリス、私を女にしてくれ、でも人がいない所で頼む」

「ヤリス様ですよ」

「いいですよ、学園で様を呼ばわりは嫌ですし」


「そうですか、分かりました。クコロさんの家を用意します。イキましょう」


 またクコロは女になった。

 そしてシタ後に渡されたパンツはひもパンツで布が小さかった。

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