yagiと申します。
今回は私の企画に作品を提供していただきありがとうございます。
作品、読ませていただきました。
時に小説とはどういうものだと思いますか?
私は小説とは、読みやすい自己啓発本であると私は解釈しています。物語という媒体に自分を乗せて、相手に自分の事を伝える。
それが小説だと、私は定義するのです。
そしてこの作品は、なんて素直な事でしょう!
己の性癖をここまで赤裸々に書かれていると清々しさを感じてしまう。
巨乳、天然、年上のお姉さんという王道なものから、シャツの質感や女性に男性下着を履かせるという、何と言えばいいか……彼女を自分の色に染めているかのような支配欲? 罪悪感? そういうものを感じてしまいますねえ。
そして少し崩して服を着させるという感じといい、直接的なものを見せるのではなく、あえてその境界線を見せるような演出。
鳥尾巻さんは、スケベとは何か熟知している。
スケベとは何か。
例を挙げるとしましょう。
スカートが風でめくられるという展開があるとして、人はどの瞬間に一番スケベを感じるでしょうか。
パンツが見えた時でしょうか?
いいえ、違います。
人が一番スケベと感じる時というのは、パンツが見える1秒から0.5秒前の瞬間です。この瞬間、人間の脳みそでは無限の想像が交錯し、思考、身体共に最も熱が籠る状態となります。この現象こそがスケベです。
簡単に言うと「あ、パンツが見えそう! 一体どんなパンツなんだああああああああ!!……いや、そもそも履いているのか?」っていう時が一番人って興奮するよね、という話なんです。
結果ではなく、その過程が大事。
0.81補完計画はその事を私達に教えてくれたのかもしれませんね(遠い目)
いやあ、結構なお手前のスケベ書きますのお。
これからもそのスケベ道を進んでください!
少し長くなってしまいましたが、改めて私の企画に作品を提供していただきありがとうございました!
良きカクヨムライフを!
作者からの返信
yagi様。はじめまして。
このたびは素敵な企画を開催していただき、また、拙作をお読みいただき誠にありがとうございます。
感想までいただいてしまって恐悦至極でございます。
小説とは何か。
あまり考えたことはございませんが、フィクションである物語の中に自身の体験や経験、生の感情を盛り込んで読者様にお届けするということなら、ある種の暴露本でもあるなと思います。
今作は、人間が生物として生きて行く上で必要な三大欲求のうち、なぜか秘されてしまいがちな性の部分というものを、真剣に考え書いてみたものです。
普段は文芸や純文学寄りのものを書いているので、違う形の表現をしてみたくなりました。
そして、yagi様の言葉をお借りするならば、「スケベ」というものは、見えるものだけが全てではないというのが持論です。
想像の余地を残し、読者様自身の性癖を刺激することこそが「スケベ」の醍醐味だと思っております。
この物語を通して「知らない自分を知っていく」ということならば、自己啓発本と言ってもいいのかもしれません。
これからも様々な表現を通して、スケベ道を邁進してまいりたいと思います。
長々と申しましたが、0.81のお話を書きたかっただけなんです。笑
完璧です。
あまりの完璧すぎる内容に脱帽です。
行動におこし、完遂した青木 圭太に敬礼!(笑)
作者からの返信
ありがとうございます!
男性からの意見を取り入れながら書いた作品です。
0.81よ永遠なれ!(`・ω・´)ゞ