15:九龍城砦の星と黒龍 感想
お話
https://kakuyomu.jp/works/16818093078124332759/episodes/16818093078808476026
イケメンが痛みに呻く様からしか得られないビタミン、ミネラル──それらは純朴な少年の心に確かな刺激となって刺さってしまったようですね。
ある種の素質を持って生まれた少年が開花していく姿からしか得られないものを我々も堪能させてもらったわけですが、……ううん、
きっと星宇くんはこれからも医術を身に付け、やがては名医となるのでしょう。けれどその胸に秘めることとなる昂りは、やがて彼の人生を焼き尽くしてしまうのかも知れない……そんな予感すら感じさせる、破滅へと向かうタイプのBLは筆者も若いうちから慣れ親しんでいたので、純粋にいち読者として楽しませていただきました。
こういうのを見ると、あれですね……警察と香港マフィアの抗争のなかでお互いのスパイとして潜入することとなったふたりの男を中心となって描かれる映画シリーズを思い出してしまいますよね(アメリカでもギャングと警察が互いにスパイを送り合う映画として、日本でも警察と暴力団が互いにスパイを送り合うスペシャルドラマとしてリメイクされていますね。筆者が西●秀俊さんを知ったのはこのドラマで暴力団に入ることになった潜入捜査官役からでした)。
強いていうなら「麻酔はちゃんとかけたはずなのに!」でヒヤッとしましたが(麻酔の成分がどういう風に作用しているかのメカニズムは若干あやふやらしいですね)、完璧な処置をできた星宇くん……本当に、衝動に人生を焼かれないように。
と祈りながら、『九龍城砦の星と黒龍』の感想とさせていただきます。
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