葉牡丹の厚ぼったくて野暮ったい葉がうるわしくモノクロの冬

ずぼらした庭の畑の葱坊主日向に立ってまあるく笑う

立ち枯れたダチュラの黒い残骸を横目に捨てる霜月の朝

窓辺では多肉植物が犇めいて摘んだ新芽は燃えるゴミの日

生い繁る羊歯の葉の裏整然と胞子が並ぶそれら全てに


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みちのくさ短歌 なばな @nbnaaa

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