秋
白茶けて枯れた尾を立て戯れる狗尾草が笑いざわめく
広告を募集している広告が並ぶ沿線泡立草と
落ち濡れて匂う銀杏の葉で滑る道を行くのも今年で最後
流し場で失敗をして指含む割れた柘榴がわたしを笑う
闇色の花を咲かせて嘲笑い野辺を飲み込む琉球朝顔
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