白茶けて枯れた尾を立て戯れる狗尾草が笑いざわめく

広告を募集している広告が並ぶ沿線泡立草と

落ち濡れて匂う銀杏の葉で滑る道を行くのも今年で最後

流し場で失敗をして指含む割れた柘榴がわたしを笑う

闇色の花を咲かせて嘲笑い野辺を飲み込む琉球朝顔

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る