第7話 いっぱいスキルゲットしちゃった
「かぐや姫はなかなか冷酷な女として描かれているよ。かっこいいんだけどね!」
「へぇ〜、私は優しいお姫様ってイメージがあったわ」
私達は2つ目の点に向かって歩きだしていた。
この『
乱雑に生えている竹の中はラムちゃん(ハジ太バージョン)での移動が困難なのだ。
でも歩いていくのも楽しいね!
10分ほど歩いたところで2つ目の地点にたどり着いた。
またしても1本の鎮座している竹に近づくと『クイズ』が出題された。
《かぐや姫が、2人目の求婚者・
答えは超簡単。
「
古代中国、仙人が住むと言われていた伝説の場所『
まぁ
なんという技術の無駄遣いだ。
でね!この偽物に、かぐや姫も
結婚する気がなかったかぐや姫はみるみる気分が悪くなっていって・・・
とても可愛いの!!!
結局偽物を作った職人さんが「早くお支払いしてください」って請求しに来たからばれたんだけどね。
『スキル「
「
―5つの玉が現れて攻撃を強制的に引き付ける。
おぉ~5回攻撃を防いでくれるってことか。
ピボットより効率はいいけど、相変わらずスキル名が恥ずかしい・・・・
そうだ!前回はここでかぐや姫と求婚者が出てきたんだった!
そう思い出し身構えていたが何かが出てくる気配は無い。
「来ないのかしら・・・・?」
「ぽよよ?(かしら?)」
・・・・・・・
何も起こりそうにないので私達は次の地点へ目指すことにした。あとラムちゃん可愛いね。
「私、全然このお話知らなかったけど、とてもおもしろいわね」
「で、でしょ!『竹取物語』で一番好きなんだから!」
カノが興味を持ってくれた!嬉しい!
「それで、3人目はどうなるの?」
「うん!実は『竹取物語』って求婚者3人だった説っていうのがあって、まず『竹取物語』では「3」という数字がすごく大事にされているんだよ。しかも3人目を紹介するときに「最後の1人は〜」と語り始めることから――――――――――」
そこまで言って、喋りすぎたことに気が付きハッとする。
「うふふ、シズったら可愛い。いつも途中で気づいて恥ずかしがるんだから。」
私は顔が赤くなるのを感じた。
《かぐや姫が、3人目の求婚者・
「
「スキル「火鼠カーディガン」を獲得しました」
「火鼠カーディガン」(パッシブ)
―炎系攻撃を受けた際、炎のカーディガンが現れ攻撃を吸収する。吸収したところで何もできないが、攻撃を受けないのだからいいよね。
《かぐや姫が、4人目の求婚者・
「
「スキル「
「
―虹色の珠が敵の弱点を示す。
《かぐや姫が、5人目の求婚者・
「
「スキル「
「
―睡眠時の気持ちよさが増す。
こうして私達は5つの地点でクイズを解いた。
いっぱいスキルゲットしちゃったけどいいのかな。
かぐや姫や求婚者達は出なかったし、クエストクリアにもならなかった。
どうしようかと、ふとマップを見てみると、5つの点を結んだ地点が光っていた。
ここになにかあるはずだ!
私達は最後の地点へと足を進めた。
―――――――――――――――――――
お読みいただき、誠にありがとうございます。
かぐや姫編、あと1話か2話続きます!
本当は求婚者1人につき1話使いたかったのですが、長くなってしまうのでやめました(T_T)
『竹取物語』本当にいいので読んでみてください!
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