4.『隠された怨念』(著:途上の土)
<作品URL>https://kakuyomu.jp/works/16818093073905883314
【ジャンル】ホラー 【完結済】5,350文字
私、ホラーは「リング」くらいしか読んだことがないので、的外れなことを言っていたら、どなたか教えてください( ˊᵕˋ ; )💦
「SARF×カクヨム 短編こわ~い話コンテスト」へ応募されている作品のようです。ホラーとして、とても完成度の高い作品だと思いました。
ミステリー小説を書かれていらっしゃるからか、話の流れが巧みですね。
ヒロの「流されるな。自分の頭で考えろ」という口癖が、この短い話の中で伏線となり、主人公の助けになるところは、よく練られているなぁと感心致しました。
穏やかな導入部から、話が二転、三転としていくのも楽しくて、展開スピードが心地良いです。
シゲだけが「本当の自分」を隠していたから、あのような結末になった、という深いテーマも伝わります。
最後は読者をゾッとさせる終わり方になっていますし、話のテンポも良く、とても面白かったです^^
ただ、文字数制限があるからか、文章が若干キツキツな印象を受けました💦
まぁ、読み進めていけば、そこまで気にはならなかったですけどね。
むしろ、この内容をよく5,000文字ぴったりにまとめたなぁと驚きです👀
結末を含めて、話が三転しますからね。
五人も登場人物を出したので、キツキツになったのかもしれません。
四人でも良かったのかなぁとちょっと思いましたが、それぞれの役割がちゃんと与えられているので、五人は筆者さまにとって必須だったのでしょう^^
ホラーという観点からアドバイスをすると、やはり導入部分の「怪談」があまり怖くないところでしょうか。
「怪談と言うにはパンチが弱く、おまけに内容が曖昧でイマイチぴんと来ない。」
と、導入話に書かれているとおりで、読者は、これから何が起きるのか想像できず、ふわふわした状態で本編に入ります。
ホラーと言えば、やはり戦々恐々と読者に何が起きるのか分からない恐怖というのを期待させる始まり方のほうが、コンテストとしては優位になるんじゃないのかなぁ(違っていたらゴメンナサイ💦)。
まず、この一話を読んで、続きを読んでみよう、と思わせなくてはいけません。
「本当に大切な人が誰か分かった、進路の迷いが消えた」という例えは、ホラーというよりも、ちょっと不思議で心あたたまるストーリーが待っているのかも?と読者は期待するのではないかしら。少なくとも私は、そうでした。
ですが、あえて、読者を裏切るために、わざと、ふわふわした導入にしているのでしたら、筆者さまの狙いは成功していると思いますb
それがホラーに求められているものなのかどうかは、私には判断つきませんが、ここを「人が変わったように狂ってしまった」(本当の自分の内面が出たため)とか、「性別が変わった」とか、「痴漢をして捕まった」とか……ハートフル以外にも、ホラーやコメディな例えにすることも出来そうですね。
そこは、やはり既に考えられた上で、このハートフルな例えを選ばれたのだとしたら、私のこのコメントは無視してください( ˊᵕˋ ; )💦
あんまり怖くなさそう⇒恐い話だった!
という展開も、きっとホラーではありなのだと思います。
ハートフルな展開を期待して、裏切られた!と思って離脱する方も、もしかするといるかも?と思ったのですが……そもそもジャンルがホラーになっているから、それはないかな?💦
このへんは、あまりはっきりと明示できなくて申し訳ないです(。>ㅅ<。)
私のホラー経験値が不足しています( ºωº )
ホラーに関係なく、一般的な意見として、二点だけ気になったことがあります。
まず、二話の冒頭、登場人物が次から次へと登場してくるのが、すんなり頭に入ってきませんでした💦
よく読むと、主人公の「悠太」と、ジャイアンみたいな「ゲン」、スネ夫みたいな「曽根」、出木杉みたいな「ヒロ」、そして、遅れて現れた、のび太みたいな「シゲ」の全部で五人いることが分かりました。
おそらく文字数制限の所為だろうなぁと思ったので、一話の「僕らは軽い気持ちで家を抜け出し、」の文言を「僕ら五人は、軽い気持ちで家を抜け出し、」と、登場人物が五人出てくるよ、と先に明示してあげると、読者は、頭で勝手に五人のシルエットを作ります。その状態で二話を読みはじめると、一人、また一人、とそのシルエットに名前を当てていけるので、イメージしやすいかなぁと思いました。
あくまで私の場合は、ですので、参考程度にお願いします💦
頭のよい人なら、すんなりイメージ出来るのかもしれません( ºωº )
次に、タイトル『隠された怨念』について。
ホラーらしさは出ていますし、筆者様の伝えたいテーマも、ものすごくよく分かるのですが、ちょっとインパクトに欠けるのかなぁと思いました。
個人的には、『午前2時零分から22分』というキーワードをタイトルにすれば、ホラーっぽさもあり、数字をタイトルにつけることで他の作品と差をつけられますし、尚且つ、この時間が一体どういう意味を持つのか気になりませんか?
……あれ、私だけ?(;゚∀゚)💦
この22分に特に意味はなくても、読者がクリックしてくれるかどうか、という確率で言えば、後者かなぁと思ったのですが……タイトルは、作者様の作品への気持ちが一番現れる場所ですからね。
そこを汚したくはないので、あくまで今後の作品を書かれる場合、タイトルに数字を使うのもありですよ!という参考程度に聞き流してください~💦
とは言いつつも、ホラー初心者🔰の私が読んで面白かったので^^
きっと万人受けする作品だと思います!
自信をもってください!!
こちらの作品へレビューを書かせて頂けるなら、キャッチコピーは……
『午前2時零分から22分の間に、あなたは二度、騙される。』
こちらで、いかがでしょうか?
レビューにアドバイスのような内容は書きませんので、ご安心ください。
もし、ご不快に思わせてしまったら、大変申し訳ありません💦
コメントにて、この感想へのご感想を頂けると幸いです(*ᴗˬᴗ)
参加を取り下げる場合は、「削除希望」とだけコメント頂ければ、こちらの感想は非公開とさせて頂きます。
宜しくお願い致します。
以上。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます