第10日

6月17日


今日は月曜日。エミと私は昨日の出来事が頭から離れず、仕事中もそのことばかり考えていた。昼休み、エミから「仕事の後にもう一度会って話し合おう」とメッセージが届いた。

仕事が終わり、カフェでエミと再会した。お互いに顔を見合わせ、すぐに昨日の体験について話し始めた。

「時計職人があの時代に何か重要なものを作っていたのは確かだけど、それが未来にどう影響するのかまだわからないね」とエミが言った。

「そうだね。でも、あの時計が歴史の重要な瞬間に関与していることは間違いない。もっと調べる必要があると思う」と私も答えた。

エミが資料を取り出し、再び調べ始めた。すると、彼女は一つの手がかりを見つけた。「これを見て。時計職人が使っていた特別な石について書かれている記事がある。もしかしたら、その石が鍵かもしれない。」

記事によると、その石は「時の結晶」と呼ばれ、時間を操る力を持っているとされていた。私たちの時計にも同じ石が使われていることに気づき、さらに調査を進めることにした。

その晩、再び時計を手に取り、過去の出来事をもう一度見てみることにした。今回は、時計職人がどのように「時の結晶」を使って時計を作ったのかを見てみることにした。

時計の針を操作し、目を閉じると、再び過去の景色に飛ばされた。今回も古代の遺跡のような場所で、時計職人が再び時計を作っている場面に遭遇した。彼が「時の結晶」を慎重に扱いながら、時計の心臓部に組み込む様子を見て、私たちはその技術の精巧さに驚かされた。

彼の作業が終わると、職人は私たちに気づいたようにこちらを見つめ、微笑んだ。そして、「時の結晶」を指さし、何かを伝えようとしているようだった。その瞬間、再び現実に引き戻された。

「やはり、あの結晶が鍵なんだ」とエミが確信を持って言った。「もっとこの結晶について調べてみよう。」

その夜、私たちは時計の力をさらに探るため、次の計画を立て始めた。未来を変えるために、私たちはどこまで行けるのか。冒険はまだまだ続く。

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嘘日記 中島真鹿 @mashika_n

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