第7日

6月14日


今日は金曜日。明日のフリーマーケットでの調査が楽しみで、仕事中もそのことばかり考えていた。エミと連絡を取り合い、明日の計画を練った。

仕事が終わり、帰宅すると、時計を手に取りながらこれまでの出来事を振り返っていた。時計の文字盤を見つめていると、再びあの不思議な光が見えた。今回は意図的にその光を追ってみることにした。

目を閉じて時計の針に集中すると、再び景色が変わり、今度は見知らぬ場所に立っていた。周りを見渡すと、古い書斎のような部屋にいた。壁には無数の時計がかけられており、そのすべてが異なる時間を指していた。

部屋の奥には古びた机があり、そこに一冊の古い日記が置かれていた。日記を手に取ってみると、中には「時間を超える者たちへ」というタイトルが書かれていた。ページをめくると、私とエミが経験したような出来事が詳細に記されていた。

さらに読み進めると、この時計の持ち主は過去に数多くの冒険を経験し、時空を超える力を使って様々な歴史的瞬間を目撃していたことがわかった。その日記の最後のページには、「次の持ち主へ。時計の力を使い、過去と未来をつなぐ役割を果たしてほしい」と書かれていた。

その瞬間、再び現実に引き戻され、自分の部屋に戻っていた。手にはまだその日記があり、これが夢ではないことを確認した。

エミにこのことを伝えると、彼女も興奮した様子で、「明日はもっと多くのことがわかるかもしれない」と言った。私たちは時計の秘密を解き明かすために、さらに調査を進める決意を固めた。

今夜はその日記を読みながら、これからの冒険に胸を躍らせる一夜になりそうだ。

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