第4話 特別イベント バニーガールによる辱め
後日。
「ふぅ…ふぅ…ふぅ…うぐ…」
今日もリアンは着ぐるみメイド紫苑として店に出ていた。
勿論マスクの下に猿轡を咥えさせられ、アナルプラグと股間の小型ローターで責められ続けている。
淫具の振動はかなり弱いが、ずっと刺激されているせいで気を緩めると軽く絶頂してしまいそうになる。
(はぁ…はぁ…くっ!…つぅ…)
リアンはお尻をビクつかせ、口に嵌められた猿轡をギリギリ噛みながらその淫らな刺激に耐えるしかない。
まだ開店してから時間が経っていないのに全身汗まみれになっていた。
その主な要因は今日の衣装にある。
今日は月に一度のバニーデイ。
お店のメイド達は頭にうさ耳カチューシャ、手首にカフス、メイド服の腰のあたりにふわふわのかわいい尻尾を付けている。
しかしリアンが着ている紫苑だけ衣装が異なる。
黒タイツとハイヒールはいつもと変わらず、他のメイドと同じく頭にはうさ耳カチューシャと手首にカフスを付けている。
だが今日は全身をラバーでできた肌タイツで覆われ、真っ赤なハイネックの袖なしレオタードを着せられているのだ。
こんな通気性0のような衣装を着せられてしまい、リアンの汗や体液がラバースーツに閉じ込められてしまっている。
タイツの中でコルセットで締め付けられたお腹がいつも以上に頻繁に動いていた。
(暑い…苦しい…びしょびしょだ…はぁ…はぁ…くっ!)
しかしそれだけではない。
着ぐるみの中はさらにリアンに屈辱を与えるものが備わっている。
今日に限ってはリアンの男性器が目立たない様に肌タイツの下に女性器を模した補正下着を付けられている。
その中にリアンのモノがスッポリとしまわれている。
しかもその中はオナホールのようになっていて微細なヒダヒダが付いている。
さらに凶悪なのがふわふわの白い尻尾。
見た目はとても可愛いらしく、レオタードとマッチしていて少しエッチだ。
しかしその見た目に反し、実はアナルプラグになっている。
いつも付けられているプラグよりも太く、長い。
つまり歩くだけでいつも以上にこの二つのものに股間を、前立腺をネチネチと虐められてしまうのだ。
皮肉にもラバースーツであるため、リアンの股間から出た液体は外に漏れだすこともない。
(はぁ…はぁ…まだ開店したばかりなのに…もたないぞ…)
店内で一人だけバニーガールの恰好をしているためかなり目立つ。
レオタードのせいでいつも以上に長くスラッとしたリアンの脚線美が強調されてしまう。
皮肉にも客たちはその美しい姿に魅了されてしまっていた。
(くそ!なんで俺だけこんな…こんな恰好なんだ!)
これもオーナーのノエルの策略。
バニーデイをいいことにリアンを一人だけバニーガールにし、辱めているのだ。
今日も黄色髪の着ぐるみメイド、レモンのマスクの下でニヤニヤと笑っているのが想像に難くない。
「すみませ~ん。紫苑さん指名いいですか?」
また指名が入った。
リアンは黒タイツで覆われたその長い脚を見せつけるように客席へ歩み寄っていく。
いつも以上に高いハイヒールでツカツカと小気味いい音を鳴らしながら。
それに今日はラバーで包まれた肌がギチ…ギチ…っとこすれ合う音も加わる。
リアンはお尻を時折ビクつかせながら、客にバレない様に凛々しく振る舞う。
いつもリアンを指名してくれる女性客だ。
女性客は顔を真っ赤にしながらリアンのスタイル抜群の体をまじまじと見ている。
「ふぅ…ふぅ…ふぅ…」
「あの…今日もとっても素敵ですね!カッコいいです!ポーズリクエストしてもいいですか?」
リアンはゆっくりと頷き、腰に手を当てたり、様々なポーズを取っていく。
そんな紫苑のピチピチのバニー姿を女性は興奮しながら写真撮影していく。
(はぁ…はぁ…恥ずかしい…くふっ…ふぅ…ふぅ…)
女性にこんなピチピチのバニー着ぐるみ姿を写真、動画で取られてしまい、紫苑のマスクの中でリアンは顔を真っ赤にしていた。
それにポーズを取ることでふわふわ尻尾のアナルプラグにグリグリと前立腺を押され、股間もヌル…ヌル…と体を動かすたびにしごかれてしまう。
淫具による微弱な刺激も合わさり、リアンの股間から切ない汁が漏れてしまっていた。
「あぁ…すごい!じゃあ今日もお尻…いいですか?」
女性は耳まで真っ赤にしながら来店時にお願いするお決まりのポーズを要求した。
リアンはまたゆっくりと頷き、体をそのゴム肌でギチギチ言わせながら女性に向けてお尻を突き出す。
そのお尻には太くて長いアナルプラグが入れられているとも知らずに。
(はぁ…はぁ…毎回毎回勘弁してくれ…くぅ…)
リアンは女性の熱い視線とゆるい淫具の刺激にお尻をビクつかせながら屈辱に耐えている。
その時だった。
ヴィィィィィン!
「うぐぅ!!」
淫具の刺激が急に強くなったのだ。
リアンはその急な変化についていけず、思わず声を漏らし、補正下着のオナホール内に白濁した体液を噴出してしまった。
いままで散々虐められ続けてきたツケがいま来てしまったのだ。
(はぁ!はぁ!あがっ…うぐぅ!)
リアンは立っていられず、体をビクつかせながら情けなく膝をついてしまう。
「大丈夫ですか!?紫苑さん!」
写真を撮っていた女性客も慌てて立ち上がり、うずくまっているリアンに寄り添う。
「ふぅ!ふぅ!ふぅ!ふぅぅ…ふぅ…ふぅ…」
リアンは尻尾が付いたお尻をブルブル震えさせながら大きく肩で息をし、何とか呼吸を整える。
そして女性客に心配をかけまいと足を内股にしながらゆっくり立ち上がり、手でOKサインをだした。
「ふぅ…ふぅ…ふぅ…」
「大丈夫…なんですね?よかった…」
リアンの無事を知り、女性客の顔が緩む。
そして女性客はポケットから何やら手紙を取り出し、リアンに渡す。
「よかったら読んでください。わたし今日はこれで失礼しますね?お仕事頑張ってください♪」
女性客は満面の笑みをリアンに向け、足早に会計を済ませ店を後にした。
リアンは絶頂の余韻に身を震わせながら女性客の背中を目で追い、レジに立っているオーナーのノエル…いやメイドのレモンを見る。
肩がビクビクと動いていた。
どうやら情けなく人前でイったリアンを見て笑いをこらえているのだろう。
(はぁ…はぁ…くっ!あいつぅ!あのタイミングでバイブを強くしたな!)
リアンは怒りで拳をギュッと握りしめながら猿轡をギリギリと噛みしめる。
しかし怒っていても仕方がない。
女性客から渡された手紙をゆっくりと開く。
(はぁ…あぐっ!…ファンレターかこれ?)
そこにはリアンへの日ごろの感謝の言葉が綺麗な字でびっしりと書かれていた。
しかしこれはリアンの今置かれている状況とミスマッチでもあり、素直には喜べない。
現に紫苑の中のリアンは先ほどこの女性の前で情けなく絶頂してしまった。
(ふぅぅ…しかし長文だな…ん?なんだこれ?………え!?)
リアンは慌てて開いていた手紙を畳んだ。
マスクの中で額からじっとりとした脂汗が噴き出てきた。
麻薬取締官にしかわからない暗号が示されていた。
内容は今日取引が行われる可能性があるため、取引現場を確認次第連絡しろとのことだ。
(あの客、同業者だったのか?俺と同じで潜りこんでいた?)
そしてあの女性客にさせられてきた自分の行動を思い返してみる。
リアンは恥ずかしさと怒りが同時にこみあげてきた。
(俺がこの中に入っていると知ったうえでいつも…あんなことさせてたのか!くそっ!)
潜入捜査とはいえ相手は自分の立場を知っており、その上で辱められていた。
リアンはまた怒りで拳をギュッと握りしめる。
そんな怒りに打ち震えているリアンのもとにピンク髪の着ぐるみメイド、桃花が駆け寄ってきた。
「だいじょうぶ紫苑?さっき座っちゃったけど」
未だに内股で膝を震わせているリアンを案じてくれている。
桃花はなにかとリアンに気をかけてくれる優しいメイドだ。
しかし中の人同士、お互い顔は合わせたことはない。
桃花の可愛らしい声質からリアンは勝手に声優の類だろうと思っている。
そんな桃花が目の前に急に現れたので、リアンは反射的にサッ!っと手紙を背中に隠し、手でOKサインを作った。
しかしそれを桃花に見られていた。
「あっ!ファンレター貰ったの!?モテモテだね♪」
「ふぅ…ふぅ…ふぅ…」
「紫苑ポケットないでしょ?バニーちゃんだし…私が終るまで預かっとくよ?」
「!!!」
(まずい!)
桃花はリアンの前に手を出し、ファンレターを受け取ろうとする。
リアンはマスクの中で冷や汗をかいていた。
これには暗号が示されているからだ。
桃花の思いがけない行動に体が固まってしまっていた。
「ふぅ…ふぅ…ふぅ…」
「どしたの?預かるよ♪ちゃんと返すから…ね?」
桃花は首を可愛らしく傾げ、リアンに両手を差し伸べる。
ここまでされてファンレターを渡さないのは不自然だ。
(俺達みたいな麻薬取締官にしかわからないように書かれているし…大丈夫か?一般人だろうしな)
リアンは観念し、お尻をビクつかせながら桃花にファンレターを手渡した。
それを桃花はメイド服についているエプロンの前ポケットにしまい、スタスタとバックヤードまで行ってしまった。
(え?どこいくんだよ!?ちょっとま…)
「すみませ~ん!紫苑さんいいですか?」
桃花を追おうとしたら女性の客に呼ばれてしまった。
リアンは姿勢を正し、女性客までその脚線美を見せつけるようにゆっくり歩いていく。
紫苑である以上は客を無視するなどもってのほかなのだ。
(はぁ…はぁ…くそ!こんなときに…うぐ!まだ…からだが…んぁ!)
いつもより高いハイヒールのせいで歩くだけで尻尾アナルプラグにグリグリ前立腺を弄られる。
しかも今日は補正下着のオナホールに股間をヌチヌチ舐められてしまう。
淫具の振動は小さくなったものの、イったばかりということもあり歩くだけでまたイきそうになってしまう。
しかし今のリアンは凛々しい長身着ぐるみメイドの紫苑だ。
クールな外見にあった動きを強要させられる。
その立ち振る舞いで余計に感じさせられてしまっていた。
(はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…んあぁ!くぅぅ…)
またお尻をビクン!っと時折震わせながら客席まで行く。
客の言葉に耳を傾けつつも、リアンの頭の中はファンレターを持って行った桃花のことでいっぱいになっていた。
一方その桃花は一人バックヤードにいた。
周りをキョロキョロ見回した後、リアンから授かったファンレターに目を通す。
「………いよいよね。ふぅぅぅ…」
いつものような可愛い声ではない。
大きく深呼吸をした後、ファンレターをまた自分のエプロンの前ポケットにしまう。
そして可愛らしくスキップしながら店内に戻るのだった。
開店から4時間が経った。
(はぁ!はぁ!はぁ!うぐっ!うぅ…)
リアンは店内のステージで踊らされていた。
今日のリアンの恰好は全身ピチピチのラバースーツバニーガールだ。
それを配慮されてなのか、いつものような激しい踊りの曲は強要されない。
しかしその代わりにその黒タイツに覆われた脚線美を見せつけるような、まるでいかがわしいお店のポールダンスのようなダンスをさせられている。
(はぁ!はぁ!見るな…見ないでくれ…)
しかもピンで踊らされている。
今日は一人だけバニーガールということもありかなり目立つ。
客の熱い視線が優雅に踊るリアンに集中してしまっている。
そのうえ淫具による刺激も絶えない。
ラバースーツの中で自分が出した汗に全身を舐められながら、補正下着のオナホールにしごかれ、尻尾のアナルプラグにぐにぐに前立腺を押される。
今もその刺激に閉じられない口から涎を垂らしながら、情けなく腰をビクつかせ、だらしなく切ない体液を股間から漏らしてしまっている。
少しでも気を許すとまた絶頂してしまいそうだ。
(ふぅぅぅ!ふぅ!なんで俺一人なんだ!あぐっ!くっ…!)
マスクの中から着ぐるみメイドに扮したオーナーのノエルをギリ!っと睨みつける。
ビクビクと小刻みに肩を震わせている。
きっとまた客の前で辱められているリアンを見て笑っているのだろう。
その態度にリアンは怒りを抑えられない。
(はぁ!はぁ!今に見てろ!今日がお前の最後だからな!んぁあっ!)
今日リアンが無事に麻薬取引の現場を押さえればノエルは地に落ちる。
今まで受けた屈辱も晴らすことができる。
だが今はその時ではなく、ただただこの屈辱を、性的な刺激を我慢することしかできない。
(はぁ!はぁ!はぁ!くるしい…ふぅぅ…ふぅぅぅ…)
今日のダンスは確かに緩やかで落ち着いている。
しかし今日のリアンは全身をラバースーツの肌タイツで覆われてしまっている。
汗が外に出ないし、熱も籠ってしまうのでかなり負担がでかいようだ。
現に黒タイツで覆われたその長い脚をビクビクと震わせてしまっている。
淫具からの刺激もあり尚更足にきているのだ。
(はぁ!はぁ!だめだ…あぐっ!すこし…休ませてくれ…)
リアンの動きにキレがなくなっていく。
客に気づかれない程度に力を抜き始めた。
しかしそれをオーナーのノエルは許さなかった。
ヴィィィィィン!
「ぐふっ!」
淫具の振動を強くされてしまったのだ。
リアンは背中を弓なりに反らせ、ギュッと内股になる。
(まて!やめろ…あぐぅ!やめて!)
次第に動きを止め、刺激に耐え兼ねて膝に手をついてしまった。
リアンがダンスを止めてしまったからか、客が少しざわつき始める。
「だいじょうぶ紫苑!」
誰かがリアンに駆け寄ってきた。
なんとあのオーナーのノエルだ。
ノエルはワザとらしくリアンの肩を抱く。
そして周りに聞こえない程度の声量で黄色髪のマスクの中から語りかける。
「だめでしょサボっちゃ?」
「ふぅ!ふぅ!ふぅ!」
「もしかしてイかされたいの?みんなの前で…さっきみたいに♪」
「ふぅ!ふぅ!ふぅ!ぐっ!」
ノエルはリアンに寄り添うふりをして煽りに来たのだ。
リアンはマスクに包まれたノエルをまた睨みつける。
(こいつ…!言わせておけば!)
客が見ていなければ手が出ているところだった。
膝をガクガクさせながらノエルの煽りと淫具の刺激に耐えることしかできない。
そんなリアンを無視し、ノエルはエプロンの前ポケットに手を入れた。
「もっと刺激欲しいでしょ?強くしてあげるわ♪」
「!!!ふぅ!ふぅ!うぅぅ!」
リアンは首をブルブル横に振る。
今もやっとの思いで淫具からの刺激に耐え続けている。
ここで振動を強くされたら絶頂は免れない。
もう限界なのだ。
(いやだ!やめて!もう…ぐっ!…無理なんだ!止めて!)
しかしリアンの言葉は届かない。
ノエルのエプロンのポケットの中でカチッ!っという残酷な音が鳴った。
ヴィィィィィン!!
「うぐぅぅぅ!!」
リアンは体をビクン!っと大きく震わせ、前にこけそうになってしまう。
リアンは絶頂してしまった。
今度は客の視線が集中している中で。
大量の精液が補正下着内にぶちまけられる。
しかしそこはもうリアンの体液でいっぱいいっぱいだ。
入りきらない精液は太ももを伝って足まで流れ、ラバースーツ内に密閉される。
体勢を崩したリアンの頭をノエルが着ぐるみに包まれた大きな胸で受け止める。
「うぅ!ぐっ…うぐぅ!」
「ふふふ…やっぱり可愛いわね♪でもあんまり声出しちゃだめよ?」
「ぐふっ!」
ノエルの胸でリアンの唸り声が吸収される。
皮肉にも一番憎き女に支えられながらその女の胸のなかでイってしまったのだ。
(はぁ!はぁ!はぁ!あぁ!…ふぅ!ふぅ!くぅっ…!)
リアンは猿轡からだらしなく涎を垂らし、悔し涙を流しながらお尻を情けなくビクつかせている。
淫具の振動はもう微弱にされたが軽い絶頂をしてしまっているのだ。
こんな無様な姿を沢山の客に見られていることもリアンにとって最大の屈辱だった。
客席はさらにざわついていた。
ノエルはリアンのマスクに被せられた綺麗な紫色の髪をなでながら、客席の方に顔を向けた。
「みなさんスミマセ~ン!ちょっと紫苑のダンスは中止しますね~。見てくれてありがとうございました♪」
ワザとらしい可愛い声で客にアナウンスするノエル。
客からリアンに対して温かい拍手が送られる。
しかしリアンの耳には入ってこない。
その代わりに着ぐるみマスクの中でクスクスと笑うノエルの声だけがリアンの頭に響いていた。
あの屈辱の絶頂から数時間後。
あっという間に閉店時間になっていた。
今日は月に一度のバニ-デイということもあり、かなり客が多かった。
あのダンスの後もリアンはひっきりなしに指名されてしまった。
(はぁ…はぁ…はぁ…ふぇ…しんどい…)
今日は二回絶頂させられた上に、全身を通気性0のラバースーツを着せられている。
いかに男性で体力のあるリアンであってもヘトヘトになっていた。
全身汗まみれで、口も涎まみれになっている。
そして股間は精液まみれで、ラバースーツを伝い足先まで溜まってしまった。
ぐちょぐちょで気持ち悪く今すぐにでもこの忌々しいバニー着ぐるみを脱ぎ捨てたい。
しかしノエルがマスクの鍵を握っているためそれもかなわない。
この不快に耐えながらリアンは入り口に出て、律儀に客たちに手を振ってお別れの挨拶をしていた。
「ふぅ…ふぅ…ふぅ…うぅぅ…」
大きく肩で息をしている。
今日はさすがに体力が持っていなかった。
いつもならバックヤードに下がるまではピシッ!っと背筋を伸ばしているリアンなのだが前かがみになってしまっている。
脚も内股になっていて、震えが抑えきれずにいた。
(はぁ…はぁ…んぁっ!もう無理…止めてくれ…)
未だに尻尾のアナルプラグと補正下着内の小型ローターに責められてしまっている。
あのダンスの後の絶頂からなのか、感じやすくなってしまっているのだ。
今にも膝から崩れ落ちそうなリアンに声をかけたメイドがいた。
いつも優しく接してくれるのピンク髪の着ぐるみメイド、桃花だ。
「紫苑?大丈夫…じゃないよね」
「ふぅ…ふぅ…ふぅ…うぐ…」
リアンは正直に頷いた。
もう立っているだけでもやっとなのだ。
桃花はあの可愛らしい声でまたリアンに声をかける。
「一緒に戻ろ?肩かしてあげるから、ね?」
「ふぅ…ふぅ…」
桃花に肩を借りて店内まで戻り、男子更衣室まで連れて行ってもらう。
よく見ると桃花も首筋やメイド服の脇の部分がびっしょりになっていた。
(はぁ…はぁ…はぁ…あぐ!歩きにくい…お尻…っぅぅ)
リアンの方が頭一つ大きいせいで女性の桃花とは肩の高さが合わない。
それに加えハイヒールまで履いているうえ歩幅も合わず、前かがみでお尻を突き出した状態で歩くことになる。
そのせいでお尻に入れられた尻尾アナルプラグに前立腺を圧迫され、リアンはいつも以上に感じてしまっているのだ。
「ふぅ…ふぅ…ぐぅぅ…」
「はぁ…はぁ…もうちょっとだからね。頑張って!」
「うぅ…」
桃花はそんなリアンを可愛い素振りをしながら応援してくれる。
しかしリアンには桃花に応える元気もない。
未だに振動している淫具に責められながらお尻をビクつかせている。
ノエルによるリアンへの嫌がらせは大体の定員が把握している。
桃花がリアンの今の状態をどこまで知っているかは不明だ。
だがこの状況はリアンにとってとてつもなく恥ずかしかった。
二人はバックヤードを通りながら男子更衣室まで着いた。
リアンは桃花の支えでゆっくりと更衣室の椅子に座らされる。
「うぐっ!」
「ごめん!どこか痛かった!?」
「ふぅ!ふぅ!ふぅ!うぅ…」
座った時にふわふわ尻尾付きのアナルプラグがより深く刺さってしまった。
リアンは暫く悶絶し、椅子からゆっくり降りて床に横になった。
桃花は急にリアンが唸ったので少し焦っていた。
どうやらアナルプラグを入れられていることは知らないらしい。
(はぁ…はぁ…うぅ!お尻が…あぇ…あっ?タイムカード切ってないや?まぁいいか…こことも今日でおさらばだ)
この後まだ大事な任務が残っているリアンは少しでも体力を回復させようとぐったりと床に寝そべっている。
そんなお尻をときどきビクつかせるリアンに、桃花はお昼時に預かったファンレターを返した。
「これ返すね。じゃあ…ノエルさん呼ぶ?一人じゃ脱げないんだよね?」
「うぐ…」
「わかった。じゃあ内線するね」
「ふぅ…ふぅ…うぅ…」
「………もしもし?桃花です。紫苑を脱がせてあげてください。更衣室で待ってるので…」
力なく頷くリアンに桃花は更衣室のドアの横にある社内電話の受話器を取り、ノエルに内線した。
桃花は電話が終ると受話器を置き、更衣室のドアを開ける。
「じゃあわたし行っちゃうけど…頑張ってね!紫苑!ファイトだよ!」
「うっ…うぐ…」」
桃花は両手を胸の前でグッ!と握りしめた後、リアンに可愛く手を振りって更衣室から出て行ってしまった。
(はぁ…はぁ…何を頑張るんだ…ノエルからの…嫌がらせか?今日は…無理…さすがに…)
リアンはそんなことを思いながらマスクの中で目を閉じる。
全身汗でびっしょりだ。
口周りは涎まみれで汚く、あそこは白濁とした液体で満たされている。
しかも前も後ろも淫具に刺激され続け…そんなスーツにお昼から密封されていたリアンにはもう立ち上がる元気すらない。
(はぁ…はぁ…あつい…くさい…もう…つかれた…ちょっとだけ…やすませて…く…れ…ふぅぅぅ…すぅぅぅ…ふぅぅぅぅ…すぅぅぅ…)
あまりの疲労からか、こんな恰好なのに、後ろと前を刺激されているのに、そのまま眠りについてしまった。
この後どうなるかも知らずに…
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