私、休みます
どうも、閻魔様の側近です。
最近は働き詰めでどうも体調が芳しくない感じだったので、見兼ねた閻魔様より少しばかりのお休みをいただきました。
そもそも一度死んでいるのに体調を崩すとは?となるかもしれませんが、そもそも天界での勤務を命ぜられた際に死者としての体ではなく天界での勤務に適した肉体に受肉させられます。
ですので、下界の民ほどではありませんが、体調も崩しますし、疲れもします(それでも普通の生命体に比べれば驚くほど頑丈ですが、、、)
というところで久しぶりの休日ですので、このように日記を書いてます。
とりあえず働き詰めだった間の業務内容についてですが、こちらの地域の下界で流行り病が出始め、本来ではここに来るはずのない方の裁定に思った以上に時間がかかりました。
恒常業務すらも滞るとは思いもしませんでした。
流石に閻魔様にも疲労の色が出始めた所で流行り病に対する特効薬が開発されたとのことで、少しずつ平穏を取り戻して行きました。
まぁ、だいたい50年ほどで実際はそこまで長く無いんですが、慣れない業務となるともろにその時間を実感してしまうのですよねぇ、、、
いやぁ、本当に疲れました。
業務内容はだいたいこんな感じです。
下界の方も随分落ち着いてきたみたいですね。
とりあえず休日なので、久しぶりに旧友にでも会おうかと思います。
それではいつも通り閻魔様とのやりとりを
「いやぁ、○○お疲れ様」
「閻魔様もお疲れ様でした。」
「本当に久しぶりにちょっと疲れちゃったのう。とりあえず今日の業務後から○○はちょっと休んで」
「久しぶりの休日だ、、、」
「わしもちょっと今日は飲みに誘われたから行ってくる」
「えっ、珍しいですね。どなたからですか?」
「まぁ、そんな大したメンツじゃないぞ?ゼウス先輩にオシリス君じゃろ、後は毘沙やんかな?」
「えっ、毘沙やんって毘沙門天様ですか?」
「そうそう。」
「失礼ですが、どういう繋がりで??」
「まぁ、特に深い関係では無いんじゃが、ゼウス先輩繋がりじゃな」
「そうなんですね。にしても毘沙やんって」
「彼、わしと境遇が似とるのよ。だからまぁなんのかんの話してたら意気投合した感じじゃの」
「へぇ、いいですね。」
「○○はそういう友達おる?」
「いるにはいますね、、、良いですね、この休みに一度会ってみます」
「じゃあ、気をつけて、ゆっくり休め」
「はい、ありがとうございます。」
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