私、仕事します
どうも、閻魔様の側近です。
前回日記を書いて約150年くらい経ちました。
長く感じられるかもしれませんが、私達天界からすれば、1週間くらいのものです。
とりあえずこの150年のまとめを
・天界会議に出席、人間界の状況と裁定状況を報告
・地獄界視察にて、各地方の運営状況と要望の確認
・他地域の天界より支援要請(今回はエジプト天界からの要請)
とまぁ、こんな感じですかね。
その他日常業務や雑務等は省いてますが、とりあえず疲れました。
天界会議とかになると各地域の天界の主要役職者に全能神様も出席なさるため、ここでの報告の内容で今後の運営が変わるなんてことも少なくありませんし、気が抜けませんでしたね。
視察については、50年に一回ペースで行っているもので、そこまでの所用でありませんし、まぁ、いつも通りといえばいつも通りでしたが、昨今、下界で流行ってるハラスメント対策を取り入れるべきか検討しているとのこと
地獄界の存在自体がそもそもなんらかのハラスメントなのでは?とは思わないでもないが、まぁ、やる後悔よりやった後悔とは担当者の弁
やった後悔をし続ける場所の担当者がそれを言ってしまうのはある意味相当な皮肉なのでは?
最後に支援の話
これが意外と一番びっくりした出来事
エジプト天界といえば、由緒正しいやり方で安定感のある裁定で有名なオシリス様の所であり、支援要請を出したのは今回が初めてでした
これは一大事なのではと、ある程度のチームを組んでこちらも行ったところ、支援を出した理由にこれまたびっくり
どうやら、オシリス様の奥様であるイシス様の出産が近いらしく、これでは安定した裁定を出来ないと思い要請を出したらしい
思い切りの良さも安定してると思いましたし、なんなら引き継ぎ資料も完全にマニュアル化されており、流石だなと
とりあえず出来事としてはこのくらいです
まぁ、突発的なことと予定的なことのバランスが程良い感じだったなと思います
では、閻魔様とのやり取りを本日も紹介
「会議お疲れ様でした、閻魔様」
「○○も毎回ありがとね。いやぁ、本当いつみてもゼウス先輩怖いのよ」
「そうなんですか?なんかそんな風には見えませんでしたが」
「そりゃあ、わしそういうの得意だし。ただ、なんかどこの報告聞いてても大変そうじゃなぁ」
「なんか結構疲れてる人多いイメージでしたね」
「んー、どうも流行り病が地域を越えて流行ってるらしくて、普段はここに来るべきじゃない人が結構来ちゃってるみたいなんじゃよなぁ」
「流行り病ですか、、、だからアスクレ様があんなに疲れてたんですね」
「まぁ、アスクレちゃん真面目だからねぇ、、、。飲みに行った時に酔っ払ってもずっとメモしてるもん」
「メモ?何をですか?」
「酔っ払った時の症状と体感的なところ?とか言っておったな。それでも楽しそうだから良いんだけどね」
「とゆうか最近閻魔様飲みに行きました?」
「まぁ、一応百1(百年に1回)くらいでは行ってるよ?ただ最近は下界の流行り病でみんなピリピリしちゃってるから」
「確かに、、、。あれ?閻魔様あそこにいるのって」
「うわっ、ゼウス先輩じゃん、えっなんかわしらやらかしたっけ?」
「いえ、思い当たるところはありませんが、、」
「○○はここで待っとれ。ちょっとわしが行ってくるわ」
戦々恐々といった様子で全能神様と話に行ってましたが、結局重要な話はなくただ挨拶にきたとのこと。
ただ、閻魔様が帰ってきた時の不思議そうな表情が気にはなりますね
またこっからも忙しくなりますし落ち着いたら聞いてみます
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