第6話 書籍化は運ゲー??
書籍化、というものはウェブで小説を発表する人間にとって一つの目標でしょう。
かくいう私も書籍化したくてしたくてたまらなかったわけですが、いったい何が書籍化の基準となるのか、正直なところいまいちよく分かっていません。
ウェブ上の人気?
ポイントやフォロワーの数?
もちろんそれらも大事なことだとは思いますが、結局のところ運が一番大きな割合を占めているのではなかろうか、と私は思っております。
自分の作品を面白いと思って打診をしてくださる編集さんの目に留まること。
編集さんとの巡り合わせ。
それが一番重要であり、それ自体は作家側でどうこうできる問題ではないので、運が大事なんだろうなぁ、と。
というのも、私の作品『10年ぶりに再会したクソガキは清純美少女JKに成長していた』は合わせて三つの賞で落選しています。
第6回カクヨムコン、なろうコン(ネット小説大賞)、そしてオーバーラップさんの公募。
しかしながら最終的には書籍となり、本として世に送り出すことができました。
現在4巻まで出版し、ただいま第5巻の制作途中です(宣伝)。
ファンの方に愛されて5巻までこぎつけておりますが、コンテストに応募したものと書籍として世に出したものに、作品としての面白さの変化は正直ないと思っております(書籍版は美麗なイラストや細かい加筆・修正などがありますが)。
コンテストに落ちたからといってつまらないわけではないと思うのです。
そのコンテストの選考に参加していた編集さんに刺さらなかった、というだけの話で、作品の良し悪しが決まるわけではない、と。
落ちたからダメ、なんてことは絶対にないのです。
書籍化の打診というのは、自分の作品を面白いと思ってくださる編集者さんと、その編集さんに自分の作品を読んでもらうこと、この二つが必須です。
クソガキもオーバーラップの編集さんから打診を頂き、書籍化となりました。
クソガキを面白いと思ってくださる編集さんに、読んでいただけたことが打診に繋がったわけです。
しかしながらその二つが巡り合うために作家が自発的にできることはせいぜいコンテストに出すことくらいしかありませんし、そこで巡り合いが発生するかどうかは誰にも分かりません。
作品のポイントが伸びて編集さんの目に留まっても、そこで面白いと思っていただけなければ打診には繋がらないでしょうし、少ないポイントの作品でも面白いと思っていただけたら打診に繋がることもありえます。
運ゲーというほど突き放した表現をしたくないのですが、そういった経験があるからこそ、作品が世に出るのは運、言い換えれば巡り合わせがもっとも重要だと思ってしまうのです。
(あくまで私個人の主観です……!)
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