広島二十景

広島二十景

予習には意味などないと分かってて飛行機で読む『ヒロシマ・ノート』

お祝いの輪っかのように重なった広島焼きのたくさんのねぎ

フェリーにもICカードで乗れるのか！観光名所、宮島へいざ

藤棚の下でくつろぐ鹿の目の澄んだ黒さに人は映らず

大鳥居　背景にして撮る人を邪魔せぬようにかがんで移動

海に浮く赤い社殿で健康を祈るわたしとみんなの分を

昼食はあましょっぱくて柔らかい宮島名物あなご飯、うま

旅先のカフェで読書の贅沢を。読み残してた『ヒロシマ・ノート』

宮島を離れるフェリー　家族連ればかりの中で少し寒いな

カキフライ定食を撮り友達に送る　熱くて美味しいよって

路線図が読み切れないがとりあえず一号線に乗った広電

人間は中に入っちゃいけません　烏が止まる原爆ドーム

平和記念資料館ってこんなにも現代的な建物なのか

黒い壁、白黒写真、抑制の効いた説明文　迫りくる

今もまだ行方不明の人のものだった水筒、お弁当箱

ヒロシマは国際的に重要で外国観光客が溢れる

ゆっくりとサンドイッチを食べている　切り替えないで次に行こうか

いつもとは違う景色のジュンク堂　レジへ持ってく絵本『ピカドン』

お土産はもみじ饅頭なるべくは消費期限の長いのにする

飛行機に初めて乗った赤ちゃんにいないないばあ　笑ってくれた