ひたすらに当てる

推敲の続きです!


『肝試し離れ父と 見た火球』


の『見た火球』の部分。

もう、ここは手当たり次第でした。


火球を見た、驚いた、興奮した、感動した、はじめて見た、と

ここに込めたい感動をなんとか字余りを考慮してもあと2~4音で見つけないといけないわけです。


細かい分析過程は多すぎたので省きますが、


唖然、見張る。踊る。歓喜。歓声。開口。ぽかん。知る。赤し、眩し、美しetc

思い付いては色々、当てては頭を捻ってました。


それで、これかな?と見つけたのが

はつ』でした。

繋げて『初火球はつかきゅう』になります。

実は行き詰まって別の句を考えていたんですが、火球を太陽に例えた句だったんですよ。

そこから思い付きました。


『初日の出』ってありますよね。

冬の季語にもあって元旦の朝日のことを『初日』と言うんですが、初日の出ってほら、感動しますよね?

それに『初』は当たり前ですが初体験を意味します。


また『初火球』の初火を抜き出すとハツヒと読めて初日と音が同じになりますよね。


いやぁもう思い付いた時はこれだぁああってなりました(笑)


初めて火球を見た感動を初日の出を拝んだ感動になぞらえるように詠めてきませんか!?

ていうか詠んで!?


もうこれしかないと。


『肝試し離れ父と初火球』


と一旦します。





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