/そして…終焉。
…結果的には私が君に話しかけることが条件だったことだったみたい。
一年経ってもあの場所に戻ることはなかった。
これで…ループは終わったのかな…?
私はこのループがあってよかった。
このループがなければ…
どうなってたかはわからない。
その選択肢をさせてくれなかった存在がいるというのには変わりない事実だ。
だからその存在にとって不都合なことが起こる選択肢だったのかな…と勝手に推測している。
だって私には検証できなくなったし、私は今あるこの幸せに溺れていたいから。
私はあの世界で体験した記憶は薄れつつあるけど、大事なことは教えられた。
消えかかった君という存在を思い出してくれた時間だったからね。
今は君と居られるだけで私は十分。
さぁ、今日が始まる。
いつもの日常だけどちょっと違う日常。
あの時、君が見せてくれた日常。
あの場所で君が教えてくれた日常。
あの日君が与えてくれた日常。
それらが私の今。
今を大切にしてそして…
君を大切にするよ。
あの日・あの場所・あの時に。 如月 愁 @yokoshu
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます