第22話 さらわれた聖女。
俺達は、時空のはざまに飛び込んで、兵士たちの攻撃をすんでのところで躱すと、そのまま地球にある
ほっとしたのもつかのま、そこには、リビンクで倒れている
「
俺は大慌てで
「
俺の必死の呼びかけに、
「
「「な、なんだってーーーーー!?」
あまりに予想外のできごとに、俺達は叫び声をシンクロさせる。
「ちょっとちょっと聖女様、どういうこと?? なんでガキンチョ先輩が連れ去られるのよ?」
「クロノス王国でノモスが眺めていたフクロウ。あいつは宮廷占術師ベルアンドの使い魔だ。宮廷の近衛兵に襲撃されたんだな?」
ランゲの問に、
宮廷占術師ベルアンドは『クロノスの聖女』に登場する序盤のパーティメンバー、いわゆるお助けキャラだ。
物語の後半、究極魔法を求めて絶海の孤島にある遺跡に行くイベントでもゲストキャラとして登場する。(苦労して手に入れる割に、究極魔法がめっちゃしょぼい)
「アタシと
「なるほど。となると、ベルアンドたちは、最初から
腕組みをしたランゲが首をひねる。
「俺だってさっぱりだよ。だいいち
ある! ひとつだけだけど接点が!
「
「そうだよ。4月2日に変わった瞬間だっんだよね? ママ!!」
「ええ。そうよ」
「父さんも、ハッキリと覚えているよ」
「やっぱりそうだ。
「それって変じゃない? なんで生まれた時間が同じなのに、
「
俺の言葉に、
「なるほど……さらわれた
「?? どういうことです??」
さっぱり意味がわからない。ひとり納得している
「うーん、説明が難しいんだが……
「はい。使用者に体内に宿っている「マナ」からですよね?」
「おお! そこまで理解しているのであれば話が早い。マナはね、太陽、及び、太陽を周回している惑星と、惑星を集会している衛生の座標によってその性質が変動するんだ。生まれた時間が同じ、つまり同じホロスコープを持つ者は、まったく同じ性質のマナを持つ。つまり……」
俺は、
「つまり、地球には
「ああ……処刑の前日、謁見にきた賢者ノモスは妙なことを言っていた。『占術師ベルアンドが
なんてこった……。
ノモスさん……いや、賢者ノモスと宮廷占術師のベルアンドは、大賢者マリーンの指示をうけて動いていたのだろう。
宮廷占術師のベルアンドが、
「ねえ、
「モチロンだよ。ランゲとゾーネも協力してくれるかい?」
俺の問いかけに、ランゲ&ゾーネ兄妹がおおきくうなづく。
「無論だ。もとよりこれは我がクロノス王国の問題。こちらの世界の住人を巻き込むべきではない!!」
「ゾーネも賛成!! あと、ノモスについてったデカブツの目を覚まさせてやんないと!!」
「
「ありがとうございます!! めっちゃ心強いです!!」
■次回予告
自分の無力さを痛感していた
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